水草育成

初心者でもできる!ショートヘアーグラスをCo2なしで育てる方法!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事はこんな方のための記事です。

  • ショートヘアーグラスできれいな草原を作りたい
  • Co2添加しないで育成する方法を知りたい。


水槽の中にきれいな草原を作るのは、アクアリストのあこがれです。

特にショートヘアーグラスは人気の水草で、生えそろったレイアウトはとてもきれいです。

通常ショートヘアーグラスを育てるためにはCo2の添加が必要であるといわれています。

しかし、Co2を添加するためには、初期費用ランニングコストがかかるため、戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

できるだけお金をかけないで育てたいですよね。

水草水槽歴13年になる私も、以前はショートヘアーグラスを枯らしてしまい、挫折しかけたこともありました。

しかし、現在はきれいに育っている水槽を眺めて楽しむことができるようになりました。

そこでこの記事では、初心者の方のためにショートヘアーグラスをCo2なしで育てる方法についてお伝えします。

この記事を読めば、お金をかけずに育てることができるようになります。

まずは、この記事の結論です。

  • ショートヘアーグラスはCo2なしでも育成できる。
  • 強いライトと毎日の水替えがあれば大丈夫。
  • ただし、難易度は高め。
  • Co2を入れたほうが結局楽かも・・・。


ではくわしく解説していきます。

ショートヘアーグラスを育てるために必要なモノ

通常、ショートヘアーグラスを育てるためには次の条件が必要です。

  • 強い光量のライト
  • 栄養のあるソイル(土)
  • Co2の添加

光量の強いライト

ショートヘアーグラスを育てるためには、光量の強い水草育成用のライトが必要です。

これがないと、他にどのような良い道具があっても育ちません。

ショートヘアーグラスを育てる場合、これくらいの光量をもつライトが必要です。

光量(㏐)
30cm水槽800lm
45cm水槽2000lm
60cm水槽3000lm

私がおすすめなコスパのよいライトは「アクロ TRIANGLE VIVID」です。

くわしくはこちらの記事でご覧ください。

栄養のあるソイル(土)

また、植物と同じで育つための養分が必要なので、ソイルで育成することをおすすめします。

もしくは、液肥などによって養分を水槽内に添加してあげることになります。

ソイルについては「水草がキレイに育つ栄養系おすすめソイル3選!」をご覧ください。

Co2の添加

光合成をするためには通常はCo2の添加が必要になります。

通常は、添加キットを使用して強制的に水中に溶け込ませることになります。

しかし、Co2の添加にはお金がかかります。

では、Co2の添加をしないで育てるには、どうしたらよいのでしょうか。

ショートヘアーグラスをCO2なしで育成する方法

ここでは、Co2の添加をなしで育成する方法をお伝えします。

毎日の水替えでCo2を水中に保つ

光合成にはCo2が欠かせないため、添加キットを使用しない場合でも、水中にはCo2が保たれていないといけません。

そのため、毎日1/5~1/4くらいの水替えをしていくのがおすすめです。

水道水の中には少しですがco2が含まれています。

そのため、毎日水替えを行うことで水中にco2を保つことができます。

十分な光を確保する

ショートヘアーグラスは、強い光が必要です。

明るいLEDライトを使い、1日に8時間から10時間くらい照明を当てましょう。

Co2が少なく、光量も少ない場合はショートヘアーグラスが育つことはほぼないでしょう。

栄養を管理する

栄養系ソイルを使用しているのであれば、半年以上は栄養に困ることはほぼありません。

少し調子が悪くなってきたときには、液肥を追加するなど、調整をしていく必要があります。

基本的にはソイルだけで十分です。

ミスト式が簡単でおすすめ

ショートヘアーグラスを育てる時に、一番失敗しやすいのは「植えた直後」です。

なぜなら、根が張る前に枯れてしまうことが多いからです。

それを防ぐことができるのが「ミスト式」と呼ばれる方法です。

根が張るまでは水を入れず、湿度を高くして育てることで、初期の失敗を防ぐことができます。

ミスト式のやり方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

水質管理

ショートヘアーグラスは軟水を好みます。

「軟水」「硬水」の違いは、主にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多いか少ないかで決まります。

同じ水道水でも、地域によっては硬度が高い「硬水」が出てくるところもあります。

私の住んでいる千葉県は比較的水道水の硬度が高いです。

ソイルを使用していると少しずつ軟水に変化していくのですが、それでも硬度が低くならない場合は「リバースグレインソフト」などのろ材を入れておくとよいでしょう。

また、硬度は水草育成に重要な要素になりますので、計測していくことをおすすめします。

植える量を多めにする

ショートヘアーグラスで緑の絨毯にしたい場合は、始めから多めに植えることが大切です。

少なくしてしまうと、ソイルの栄養分が使い切れずにコケだらけになってしまうことがあります。

また、たくさんあるほうが早く絨毯になります。

初期費用はかかりますが、少し多めに購入するようにしましょう。

CO2なしでショートヘアーグラスを育てるメリット

Co2の添加をしないで育てる方法についてお伝えしましたが、やはりそれにもメリットとデメリットがあります。

そのため、添加するかしないかを判断するために、メリット・デメリットについてお伝えします。

個人的な結論としては、「Co2を添加したほうが、かなり楽です」とお伝えしておきます。

ではまずはメリットからいきましょう。

CO2なしで育てることには、いくつかの良い点があります。

  • 初期費用がかからない
  • ランニングコストがかからない

初期費用がかからない

CO2を使わずにショートヘアーグラスを育てると、最初にかかるお金を節約できます。

CO2の添加キットはや道具を買う必要がないので、水槽を始めるときの費用を抑えられます。

CO2添加装置の初期費用は高いもので2万円前後、安いものでも3000円程度かかります。

特に、初めて水草を育てる人にとっては、このお金を節約できるのは大きなメリットです。

ランニングコストがかからない

CO2を使わないと、水槽を維持するための継続的な費用も抑えられます。

CO2ボンベを交換したり、電気代がかかったりすることがないので、長期的に見てもお金がかかりません。

ボンベを使用する場合月に400円~500円程度かかります

これらの費用がかからないので、毎月のアクアリウム費用を気にする必要がなくなり、気軽に楽しめます。

Co2なしでショートヘアーグラスを育てるデメリット

Co2なしでショートヘアーグラスを育てるデメリットとしては、次のことが挙げられます。

  • コケが生えやすくなる
  • 水替えを行う頻度が増える

コケが生えやすくなる

CO2を使わないと、ショートヘアーグラスの成長が遅くなります。

その結果、コケが生えやすくなってしまいます。

コケは見た目が悪くなるだけでなく、水草の成長をジャマすることもあります。

ちなみに私は、コケに負けて枯れてしまいました。

水替えを行う頻度が増える

Co2の添加キットを使わないのであれば、自分で水中にCo2を入れる必要があることをお伝えしました。

そのために、毎日水替えをすることでCo2を含ませることができます。

しかし、実際に仕事をしてきて、毎日水を替えるのはかなり面倒です。

時間に余裕があって、毎日水替えすることが苦にならない場合は、Co2の添加がなくても大丈夫でしょう。

安いものでも添加キットがあったほうが楽

ここまでメリット・デメリットについてお伝えしてきました。

私の個人的な結論としては「Co2を添加したほうがはるかに楽である」ということです。

また、Co2を添加しないことで失敗する可能性も高くなってしまいます。

安くて簡単に導入できるものもありますので、そちらを試してみてはいかがでしょうか。

安くておすすめのCo2添加キット

小型ボンベを使用する方式ですと、2万円くらいの出費がかかります。

「そんなに払えない」という方や「少しだけCo2添加を試したみたい」という方には「発酵式」をおすすめします。

時間の管理はできませんが、初めてCo2を試してみるのには十分です。

まとめ

ここまでをまとめます。

  • 毎日水替えをすることで、Co2を水中に保つことができる。
  • ただし、毎日水替えをするのは大変。
  • 安いものでも添加キットは合ったほうが失敗のリスクが減る。


毎日水替えをしていくことで、費用を抑えてショートヘアーグラスを育てることはできます。

ただ、失敗のリスクを減らすのであれば発酵式のCo2キットがおすすめです。


また、パールグラスを使用して草原レイアウトを作ることもできます。

くわしくはこちらからご覧ください。