熱帯魚育成

ミナミヌマエビが繁殖しすぎて困った時の対処方法を紹介!増えることのデメリットも解説

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この記事はこんな方のための記事です。

  • ミナミヌマエビが増えすぎてしまい困っている
  • 引き取ってくれる人が周りにいない
  • 繁殖を抑える方法を知りたい


体が小さく、コケも取ってくれるミナミヌマエビは人気があります。

しかし、簡単に繁殖してしまうことから数が多くなりすぎるといった問題もあります。

特に周りに熱帯魚を管理している人はいない場合、困ってしまいますよね。

熱帯魚水槽歴13年になる私も、以前は数が増えすぎてしまって悩んだことがあります。

現在は、繁殖を抑えたことで徐々に寿命で減っていき最後まで飼い終えることができました。(現在はヤマトヌマエビのみを飼育)

そこで、この記事ではミナミヌマエビが増えすぎてしまったときの対処法についてお伝えしていきます。

これを読めば水槽からミナミヌマエビを徐々に減らしていくことができます。

ミナミヌマエビが繁殖しすぎるとおこるデメリット

ミナミヌマエビが増えすぎると、水槽にいろいろな問題が起こることがあります。ここでは、その問題について説明します。

水質の悪化

ミナミヌマエビが増えると、食べてくれるコケも増えますが、それに比例して当然フンも増えます

そのため、水は汚れやすくなるため水質は悪化していきます。

ろ過能力が高いフィルターであれば、ある程度はキレイにしてくれますが、水替えの頻度は多くしていく必要があります。

見た目があまりよくない

エビをメインで飼っている場合はともかく、熱帯魚をメインで飼っている方にとってエビが増えすぎるのはちょっと困りものです。

目立ちすぎてしまいますし、水槽が過密になっている感じがするため見た目もあまりよくありません。

やはりある程度数を制限していくことは大切です。

水草の食害

ミナミヌマエビは藻を食べる生き物ですが、エサが足りなくなると水草も食べてしまうことがあります。

せっかく育った水草が食べられてしまうことにより成長が阻害されてしまうのはやはり問題といえます。

まずは繁殖を抑えることから始める

エビの数を減らすためには、まずは繁殖を抑えることが大切です。

ここでは、そのための方法を紹介します。

ミナミヌマエビにとってはちょっとかわいそうですが、増えすぎることでエビ・熱帯魚の双方にとってよくないため、調整していくのがよいでしょう。

隠れ家をなくす

エビは卵や稚エビを守るために隠れ場所を必要とします。

水槽の中にたくさんの隠れ家があると、エビは安心して繁殖します。

隠れ家をなくしてしまえば、稚エビが大きくなる前に他の魚に食べられてしまったりして数の増え方はゆっくりになります。

他の魚を一緒に飼う

エビの卵や小さなエビを食べる魚を一緒に飼うことで、エビの数を自然に減らすことができます。

大人になったミナミヌマエビを食べる魚はほとんどいませんが、稚エビはほとんどの魚が食べます

ネオンテトラやメダカなどの小型熱帯魚でも食べることはありますので、繁殖を防ぎたいのであれば、魚を入れたり増やしたりすることが有効です。

水温を下げる

ミナミヌマエビは22~26℃程度で繁殖が活発になります。

そのため、水温を下げることでエビの繁殖を抑えることができます。

ただし、他の魚がいる場合に水温を下げてしまうと影響が大きいため、別の水槽に移して水温を下げることが必要です。

水槽の中のミナミヌマエビを減らす方法

エビの繁殖を抑えるだけでは、すでに増えたエビを減らすことはできません。ここでは、増えすぎたエビを減らす方法を説明します。

川などへの放流は絶対NG!

エビを川や湖に放すのは絶対にダメです。

これは自然環境を壊してしまうことになり、法律で禁止されていることもあります。

飼ったものについては最後まで責任をもって飼い続けるようにしましょう。

ジモティーなどで引き取ってくれる人を探す

エビを引き取ってくれる人を見つけるのも一つの方法です。

ジモティーなどの地域の掲示板やSNSでエビを譲りたいと投稿してみましょう。

(メルカリは生き物を取り扱っていないので出品できません。)

エビを引き取ってくれる人が見つかったら、水槽の環境を説明して正しい飼育方法を伝えることも大切です。

まとめ

ここまでをまとめます。

  • まずは繁殖を抑えるようにしましょう。
  • 隠れ家を取り除いてあげると増えるのを防ぐことができます。
  • 大人のエビはジモティーなどでゆずりましょう。
  • 川への放流は絶対にダメです。


繁殖を防ぐのは心苦しいですが、増えすぎるのもよくないため、少しずつ減らしていくようにしてみてください。

もしどうしても増えてしまう場合には他の水槽に移したりして、過密になるのを防いであげましょう。