熱帯魚育成

【初心者必見】ミナミヌマエビの寿命や繁殖させるための方法について解説!

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この記事はこんな方のための記事です。

  • ミナミヌマエビの寿命が知りたい
  • ミナミヌマエビを飼おうか迷っている
  • ミナミヌマエビが死んでしまった原因を知りたい


ミナミヌマエビは体が小さく、またコケ取りもしてくれることで人気のエビです。

見た目もかわいく、水槽内で繁殖もするので飼っていてもおもしろいです。

熱帯魚水槽歴13年の私も飼育していました。

しかし、飼育している方の中には「どんどん死んでしまうんだけど・・・」と悩んでいる方も多いです。

私も初心者の頃には長生きさせることができず、落ち込んだこともありました。

しかし現在では飼育のコツがわかってきたので、エビを長生きさせることができるようになりました。

そこでこの記事では、ミナミヌマエビを飼い始めたばかりの方や、これから飼おうと考えている方のために、ミナミヌマエビの寿命や死因、長生きさせるための注意点についてお伝えします。

これを読めばミナミヌマエビを長生きさせて繁殖を楽しむことができます。

ミナミヌマエビの寿命は1年程度

ミナミヌマエビの寿命は、平均して1年ほどと言われています。

飼育環境がよければ、2~3年以上生きることもありますが、繁殖して増えるミナミヌマエビでは、どの個体が長生きしているのかよくわからなくなってしま場合が多いです。

1年が経過する前に死んでしまう場合には、他の原因が考えられます。水槽管理の方法を見直してみましょう。

ミナミヌマエビの主な死因

ミナミヌマエビが次々と死んでしまう場合や、数がどんどん減ってしまっている場合には次の原因が考えられます。

ベープなどの殺虫剤の使用

ミナミヌマエビは殺虫剤にとても弱いです。

水槽の近くでベープなどの殺虫剤を使うと、水槽内に薬品が入り、ほとんどの場合全滅してしまいます。

水槽がある部屋では殺虫剤を使わないようにしましょう。

凍らせて虫をやっつけるタイプのスプレーがあると便利です。水槽を管理する場合には持っておくとよいでしょう。

酸欠

水槽の中の酸素が少なくなると、エビが酸欠になってしまいます。

特に暑い時期や、魚やエビの数が多い水槽は注意が必要です。

エアポンプを使ってエアレーション(ブクブクを使って酸素を増やすこと)が大切です。

おすすめのエアーポンプは【おすすめ】水槽用エアーポンプ(ブクブク)のメーカー比較と選び方ガイド~静音性が高い製品も紹介~からご覧ください。

水合わせの失敗

エビを新しい水槽に移すときに、急に水質を変えるとショックを受けてしまうことがあります。

そのため、新しい水に少しずつ慣れさせる「水合わせ」が大事です。

特にエビは水質に敏感なため、もっとも安全な点滴法で水合わせをすることをおすすめします。

点滴法は時間をかけて1滴ずつ水を合わせる方法です。くわしく知りたい方は【熱帯魚・エビ】点滴法で簡単に水合わせをする方法について解説!をご覧ください。

他の魚に食べられる

ミナミヌマエビは体長2~3㎝とかなり小さいです。

中型の熱帯魚や金魚などと一緒に飼っていると、食べられてしまうことがあります。

私も、熱帯魚では少し大きめのブラックテトラと一緒に飼育していて食べられてしまったことがあります。

ブラックテトラ

ネオンテトラやメダカなど小さめの魚であれば心配することはないでしょう。

水質が合わない

水槽の中の水が汚れていたり、水質が合わないとエビが病気になりやすくなります。

特にアンモニアや亜硝酸の濃度が高いと危険です。定期的に水を換えて、水質をチェックすることが大切です。

また、水替えだけでは汚れを排除することは難しいので、ろ過装置の使用をおすすめします。

ミナミヌマエビを長生きさせるための注意点

ここでは、ミナミヌマエビを長生きさせるために気を付けることをお伝えします。

ろ過能力を高める

まず、ろ過能力を高め水をきれいにすることでエビは長生きしてくれます。

そのためにまずはろ過能力の高いフィルターを準備しましょう。

ろ過能力が高くておすすめなのが「外部フィルター」です。本格的な熱帯魚や水草水槽を作るためにはかなり心強いフィルターです。

ただ、価格は高いため初心者の方には少しハードルが高いかもしれません。

そのため、初心者の方には「外掛けフィルター」をおすすめします。

管理も簡単ですし安いのでおすすめです。

「フィルターの選び方」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

エアレーション(ブクブク)をしっかりとする

エアレーションはエアーポンプ(ブクブク)で水槽内に酸素を送り込むことです。

エアレーションをするとよいことがたくさんあります。

  • 酸欠になるのを防ぐ
  • 水槽内の循環がよくなる
  • バクテリアが増える


酸素を送り込むだけでなく、水槽内の循環がよくなったり、水をきれいにしてくれる「バクテリア」が増えたりします。

バクテリアが増えると水の臭いや汚れも分解してくれるので、エビにとっては長生きしやすい環境になります。

ミナミヌマエビを繁殖させるために

ミナミヌマエビは家庭の水槽でも簡単に繁殖させることができます。

特に次のことを行うと、数が増えやすくなりますので参考にしてください。

隠れ家になる水草を植える

ミナミヌマエビが子どもを産むためには、水槽の中に隠れられる場所が必要です。

水草や流木を入れて、エビが安心して隠れられる場所を作りましょう。

入れるなら強いライトがなくても育つこちらの水草をおすすめします。

水温を適正温度にする

ミナミヌマエビが繁殖しやすい水温は20~24度程度だといわれています。

熱帯魚を飼っている場合にはヒーターで26℃程度になっているため、その温度で繁殖してくれます。

ヒーターがなく水温が低い場合は繁殖は難しいでしょう。

他の魚がいないほうが繁殖しやすい

稚エビは他の魚に食べられてしまう可能性があるため、できれば別の水槽で飼育をするほうがよいでしょう。

しかし、家の事情により水槽は1つしか持てないという場合もあると思います。

その場合は、水草をたくさん植えて、大きくなるまで隠れるところを増やしておくことが大切です。

数が増えすぎてしまわないように注意

繁殖して稚エビが生まれるのは嬉しいことですが、数が増えすぎてしまうと大変なこともあります。

魚と同じように生き物なので、水の汚れは増えていきます。

ミナミヌマエビが繁殖することのデメリットや、繁殖を抑える方法についてはミナミヌマエビが繁殖しすぎて困った時の対処方法を紹介!をご覧ください。

ミナミヌマエビのおすすめ飼育セット

初心者の方がこれからミナミヌマエビを飼育する場合、何が必要かわからない場合がありますよね。

その場合にはセットになっているものをおすすめします。

1つ1つ選ばなくていいですし、比較的安く手に入るからです。

初心者の方におすすめするセットはこちらで紹介していますので、興味があればご覧ください。

まとめ

ここまでをまとめます。

  • ミナミヌマエビの寿命は1年程度
  • 次々に死んでしまう場合には水槽環境を見直す
  • 環境を見直せば長生きさせることもできる


お伝えしたことをもとに、ミナミヌマエビが健康で長生きしてもらえればうれしい限りです。

ヤマトヌマエビとミナミヌマエビのどちらを飼育しようか迷っている方は比較したものがありますので、ヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビのちがいや混泳の可能性について解説!をご覧ください。