この記事はこんな方のための記事です。
- 水槽のヒーターが目立ってしまう
- 目立たせないような位置や、隠す方法を知りたい
- ヒーターを隠すカバーの作成方法を知りたい
熱帯魚水槽に欠かせないヒーターですが、そのまま水槽に付けると存在感が出てしまい、レイアウトのじゃまになってしまったりすることがあります。
熱帯魚水槽歴12年になる私も、ヒーターの位置については悩んだことがあります。
現在はヒーターを隠すいくつかの方法がわかったので、気にすることもなくなりました。
そこでこの記事では、熱帯魚を飼育している方のために、ヒーターを目立たせない方法や、隠すためのカバーの作成方法についてお伝えします。
これを読めば、水草と熱帯魚だけが目立つきれいな水槽を作ることができますよ。
具体的には次の5つの方法が有効です。
ヒーターを目立たせない方法
①ヒーターカバーを作り隠す。
②水草の後ろに隠す。
③インラインヒーターを使用する。
④エアコンで温度管理をする。
⑤小型のヒーターに替える。
ご自分の水槽に合った方法を選んでみてください。
ヒーターカバーを作り隠す
ヒーターカバーとは
ヒーターカバーは、プラスチックやアクリルの板などで作ったヒーターを隠すための部品です。
ヒーターカバーを作ることで隙間ができ、周りをソイルや石などの素材で見えないようにすることができます。
ヒーターを直接ソイルに埋めるわけにはいきませんので、カバーを作成するのはもっとも有効な手段と言えます。
ヒーターカバーを使用するメリット・デメリット
ヒーターカバーを使用するメリット・デメリットは以下の通りです。
カバーを使用するメリット
・最も見えづらい方法である。
・安価で作成できる。
カバーを使用するデメリット
・作成する手間がかかる。
・水槽が少し狭くなる。
カバーを作成・使用するためには自作をする必要があります。
専用の物も売っていますが、こちらは高くてとても手が出ません。
【送料無料】コーナーカバー 高さ450用/ポンプパイプ隠し/魚の衝突防止/仕切り
作り方はそこまで難しくありませんので、説明していきます。
ヒーターカバーの作成・設置方法
では、ヒーターカバーの作成方法についてお伝えします。
必要な材料
今回は、30cmキューブを例に、アクリル板を使用してヒーターカバーを作成していきます。
次の材料を使用し、かかった費用は1700円程度でした。60cm水槽だったとしても値段は変わりません。
- アクリル板(厚さ5mm):800円程度
- 接着剤:300円程度
- 工賃:600円程度
- 合計1700円程度
100均とかでそろえられないの?
私も100均でいい材料はないかを探してみましたが、いい材料が見つかりませんでした。
そのため、ホームセンターでアクリル板を購入し、作成をしました。
自分でアクリルカッターで切ってもいいのですが、はっきりいって面倒なのでホームセンターでサイズを伝えて切ってもらいました。
5分くらいで終わり、簡単です。
作成の仕方
アクリル板をこのような大きさで切ってもらいました。
- 高さ20㎝
- 横幅6cmと8cm
今回は、水位を考えて水槽の高さ-10cmで切りました。
横幅は、ヒーターの大きさによります。
接続部を瞬間接着剤で固定していきます。
このように接着しました。
設置の仕方
ヒーターを覆うように設置していきます。
ここは、ただ置いていくだけです。
水が通るように、高さ20cmで切ってもらいましたが、25cmくらいでもよかったかもしれません。
さらに水を通りやすくするためには、小さい穴を空けるのもよいと思います。
ヒーターカバーを固定するようにソイルを入れていく
後は、通常通りソイルを盛り、ヒーターカバーを隠してしまえばいいです。
ヒーターカバーを作成したことで、ソイルでヒーターが埋まってしまうことがなくなりました。
ミスト式で育てている最中なので、まだ水は入れていません。
さらにカバーの中にはフィルターの吸水パイプなどを入れるとさらに水の循環がよくなります。
ここから、カバーの付近に水草を茂らせていくことでさらに目立たなくなります。
水草の後ろに隠す
水草の後ろに隠すのは、もっとも多く使用されている方法です。
茂った水槽の後ろであれば、ヒーターの本体を隠すことができます。
水草に隠すメリット・デメリット
水草に隠すメリット
・水草があれば費用がかからない。
水草に隠すデメリット
・トリミングした時に丸見えになる。
・背丈の高い水草が必要。
基本水槽の後ろに背丈の高い水草を植えます。
水草が生い茂っていれば、目隠しになりますのでヒーターを隠すことができます。
トリミング(水草を切る)したときには丸見えになってしまうというデメリットがあります。
隠しやすいおすすめの水草
ヒーターを隠すための水草は、背が高く茂みになるものや、大きめのものがおすすめです。
ソイル(土)を使った本格的な水草水槽であれば、次の水草が育ちやすくおすすめです。
- グリーンロタラ
- パールグラス
初心者にも育てやすいきれいな水草についてくわしく知りたい方は≫こちら≪
こちらのように置くだけの水草で隠すこともできます。
こちらについている水草は、強いライトがなくても育てることができる水草なので、管理も簡単です。
インラインヒーターを使用する
インラインヒーターとは
インラインヒーターは、外部フィルターのホースの中間につなぎ、通った水を温めてくれるヒーターのことです。
水槽台の中など、見えないところに隠すことができるためもっともヒーターが目立たない方法です。
しかし、導入するために費用が掛かることがデメリットと言えます。
インラインのメリット
・ヒーターが全く見えなくなる
・熱帯魚のやけどを防げる
インラインのデメリット
・価格が高い
・外部フィルターが必要である
おすすめのインラインヒーター
おすすめのインラインヒーターは「Quaford インラインヒーター 外部式 ヒーター 300W 」です。
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Quaford インラインヒーター 外部式 ヒーター 300W | 30cm~120cm | 300W | 両方〇 | 約9800円 | Amazonで見る |
エアコンで温度管理をする
リビングに水槽が置いてあるならば、エアコンで温度調整をすることもできます。
外気温がそこまで低くなければ、ヒーターを入れなくても水温の管理をすることはできます。
冬場などは24時間エアコンをつけっぱなしになるので電気代はかさみます。
「小型の水槽が3つ以上ある」など、複数ある場合はよいかもしれません。
エアコン管理のメリット
・ヒーターをつけなくてもよい。
エアコン管理のデメリット
・電気代がかかる。
・温度が安定しない場合がある。
目立たないヒーターに替える手もある
エヴァリス公式サイトから引用
ヒーターの中にも、大きさが小さいものや目立ちにくいものがあります。
水槽に置くものや場所によって選ぶことで目立たせなくすることもできます。
ヒーターの使用年数はおよそ1年と言われていますので、1年以上使用している方は検討してみてもよいでしょう。
ヒーターを付ける位置はそこまで気にしなくてよい
ヒーターを付ける位置は、水が通る場所であればどこでも大丈夫です。
本来であれば、フィルターの吸水パイプの近くなど水が循環しやすいところがよいです。
しかし、水草の陰になっているところや、ヒーターカバーなど比較的水流が弱いところでも問題なく使用できます。
ある程度水流があれば大丈夫です。
まとめ:水槽の大きさやレイアウトにあった隠し方を
ここまでをまとめます。
- 基本的にヒーターはどこに設置しても大丈夫
- ヒーターカバーは簡単なのでおすすめ
- インラインヒーターは価格が高いが効果的
ヒーターを目立たせないことで、水槽のレイアウトは一段階レベルアップします。
今回お伝えしたほうほうをもとに、ご自分の水槽に合った方法を選んで、ヒーターを目立たせないようにしてください。
きっと、一段とおしゃれな水槽になりますよ。