熱帯魚育成

グッピーはエビを食べる!?混泳させる時のポイントや注意点について解説!

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この記事はこんな方のための記事です。

  • グッピーとエビが混泳できるか知りたい。
  • グッピーと一緒に飼えるエビの種類を知りたい。
  • 混泳させる時の注意点を知りたい。


熱帯魚の王道ともいえるグッピーは、初心者にも飼いやすい魚です。

一方、下のようなエビの仲間も飼育している方が多く人気です。

  • ヤマトヌマエビ
  • ミナミヌマエビ
  • チェリーシュリンプの仲間
  • ビーシュリンプの仲間

初心者の方の中には「同じ水槽で飼っていいのかな?」「食べられちゃったりしないかな?」と不安に思う方もいるでしょう。

始めは一緒に飼っていいのかよくわかりませんよね。

熱帯魚水槽歴13年になる私は、今まで30種類以上の熱帯魚やエビを飼育してきたので迷うことも少なくなりました。

そこでこの記事では、初心者の方に向けてグッピーとエビが混泳できるのか、注意することは何かをお伝えします。

まずは結論からお伝えします。

  • グッピーとエビは一緒に飼える。
  • ただし、稚エビは食べられてしまう可能性あり。
  • 隠れ家になるものがあるとよい。
  • グッピーは他の魚とも幅広く混泳できる。


では詳しく解説していきます。

グッピーとエビを混泳させることはできる

グッピーとエビは混泳させることができます。

ここでは「一緒に飼うとどうなるのか」ということについてお伝えしていきます。

グッピーがエビを食べることはほぼない

グッピーは小型熱帯魚に入りますので、口もそこまで大きくありません。

そのため、エビを食べてしまうことはほぼないと言っていいでしょう。

私も以前グッピーとヤマトヌマエビやミナミヌマエビを混泳させていましたが、食べられてしまったことはありませんでした。

稚エビは食べられてしまう

ただし、エビの赤ちゃんである稚エビは話が別です。

稚エビはとても小さく、グッピーの口に入ってしまうほどの大きさです。

メダカやグッピーなどは自分の子どもも食べてしまう可能性があるくらいですので、稚エビも食べることがあります。

グッピー以外の熱帯魚にも食べられてしまいます。

ミナミヌマエビなど、繁殖するエビの場合は隔離スペースを作って、体が大きくなるまでは別に飼育するほうが望ましいです。

繁殖させるならサテライトを

エビを増やしたい、つまり繁殖を考えている場合は、「サテライト」を使うのが一番安全です。

サテライトとは、大人の魚と稚魚や稚エビを別に飼育していく場所のことをいいます。

サテライトを使えば、稚エビが大きくなるまで食べられることはありませんので安心です。

価格もそこまで高くありませんので、1つは持っていて損はないでしょう。

エビがグッピーを襲うことはない

逆に「エビがグッピーを襲うことはないの?」と考える方もいると思います。

体が大きいヤマトヌマエビなどは、グッピーと同じくらいの大きさのものもいます。

しかし、基本的にエビがグッピーを捕まえて食べてしまうことはありません。

なぜなら、ヤマトヌマエビは泳ぎがかなり遅いからです。

グッピーのほうが動きが速いので、食べられる前に逃げることができます。

ただし、すでに弱ってしまって泳げなくなっているグッピーを捕まえてしまうことはあります。

グッピーとエビを混泳させるメリット

グッピーとエビを混泳させるメリットは大きいです。

特に、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビを混泳させると次のようなメリットがあります。

コケを食べてきれいにしてくれる

エビは水槽の中に生えるコケを食べてくれるため、水槽をきれいに保つのに役立ちます。

特に、ヤマトヌマエビはコケ取りのプロフェッショナルと言われるほどで、ガラスや水草についたコケを一生懸命食べてくれます。

人間の手では取り切れないコケも食べてきれいにしてくれるエビは、水槽内ではとても重宝します。

エビが食べ残しのエサを食べてくれる

エビはグッピーが食べ残したエサも食べてくれます。

これにより、エサが水槽の底で腐ってしまうことを防ぐことができます。

腐ったエサは水を汚してしまいます。

しかし、エビがその食べ残しを処理してくれることで、水槽の中をいつも清潔になります。

グッピーとエビを混泳させる際の注意点

グッピーとエビを一緒に飼う際には、いくつかの注意点があります。

隠れ家になるものを置く

エビが安心して過ごせるように、隠れられる場所を作ることがとても大切です。

エビはとても繊細で、時にはグッピーにつつかれることもあります。

そのため、岩や流木、専用の隠れ家を水槽内に作ると、エビがストレスを感じずに過ごせるようになります。

エビが隠れられる場所があることで、エビもストレスなく長生きすることができます。

隠れ家になるおすすめの水草

エビの隠れ家として特におすすめなのが、水草です。

体が小さいエビも入り込むことができますし、水槽内の養分を吸収しコケを抑えることができるためです。

また、見た目にも水槽がキレイに映るので水草はぜひ入れてみてください。

おすすめは、高価なライトを使っていなくても育てることができる水草です。

例えば次のような種類です


金魚やメダカ水槽などにも使われるので、育成もそこまで難しくありません。

光が強くなくても育つ水草については【陰性水草おすすめ13選】ライトが弱くてもCO2がなくても育てやすい水草を紹介!で解説していますので、ご覧ください。

グッピーが混泳できる他の熱帯魚

グッピーは温厚な魚なので、他の熱帯魚とも混泳することが可能です。

小型の熱帯魚であればほとんど大丈夫

グッピーは他の小型の熱帯魚ととても相性が良いです。

ネオンテトラやプラティなど、穏やかな性格の魚とは一緒に泳ぐことができます。

私が今までグッピーと混泳させて大丈夫だったのは下の通りです。

  • グリーンネオンテトラ
  • カージナルテトラ
  • ラミーノーズテトラ
  • ファイヤーテトラ
  • ゴールデンプリステラ
  • ミッキーマウスプラティ
  • ネオンテトラ
  • チェリーバルブ
  • ラスボラエスペイ


基本的に体の大きさが同じであれば大丈夫です。

ただ、例外としていくつか混泳できない熱帯魚がいます。

混泳できない熱帯魚

混泳できないのは、そもそも「同一種類しか水槽に入れられない魚」だけです。

混泳できない代表的な熱帯魚は次の通りです。

  • エンゼルフィッシュ
  • スマトラ
  • フグの仲間(アベニーパファーなど)
  • ベタ
  • 大型の熱帯魚


エンゼルフィッシュやスマトラ、アベニーパファーなどは他の魚を攻撃してしまうので、混泳しないほうがよいでしょう。

また単体で飼うことが推奨されているベタもあまりおすすめしません。

グッピーが口に入ってしまうほどの大型熱帯魚も混泳できません。

まとめ

ここまでをまとめます。

  • グッピーとエビは一緒に飼える。
  • ただし、稚エビは食べられてしまう可能性あり。
  • 隠れ家になるものがあるとよい。
  • グッピーは他の魚とも幅広く混泳できる。

グッピーもエビもそれぞれの魅力があります。

同じ水槽にいるとにぎやかになりますし、見ているのも楽しいです。

お互いが気持ちよく暮らせるように環境を整えて、キレイな水槽を作ってください。