この記事はこんな方のための記事です。
- 自分にもグッピーを飼えるのか知りたい
- グッピーの飼い方に不安がある
グッピーは「熱帯魚の王道」というくらいメジャーで、初心者の方でも楽しめる種類です。
しかし、飼い始めたばかりの方や、これから飼おうと思っている方には、わからないことも多いのではないでしょうか。
熱帯魚歴12年以上になる私も、以前はよくわからずに飼育していました。
そこでこの記事では、初心者の方に向けてグッピーを飼育する際のエサの量や混泳できる魚、繁殖の仕方についてわかりやすく解説します。
この記事を読めば、グッピーを安心して飼うことができますよ。
グッピーのエサは2~3日に1回でよい
グッピーに限らず、熱帯魚のエサは2~3日に1回くらいでちょうどよいと考えます。
なぜなら、エサのあげすぎによってコケが増えたり、水の汚れ方が大きくなったりする方です。
エサはあげすぎないほうがいい
初心者の方の多くは、エサをあげすぎているパターンが多いです。
熱帯魚がおいしそうに食べるのを見ると、たくさんあげたくなる気持ちもよくわかります。
お世話をするのは楽しいですからね。
しかし、それは逆効果なことが多いです。食べきれなくなったエサは水槽の底で腐ります。
また、エサの量が増えると当然、糞の量も増えます。
エサをあげすぎることで水質が悪くなり、結果熱帯魚の健康を損なうことになるのです。
水槽の底につかないくらいの量をあげる
では、どれくらいの量をあげるのがよいのでしょうか。
それは、水槽の底に落ちないくらいの量です。
あげすぎると、食べきれなかった分が水槽の底にゆらゆらと落ちていきます。
そうならないくら少量をあげるようにしましょう。
時間としては20秒くらいで食べきれる量です。
また、できればエサをあげる時はフィルターを止めるようにしましょう。
フィルターがあることで、水流によって魚が食べきれずに底に流されてしまうことが多くなります。
水が汚れないおすすめのエサ
エサの種類を工夫することで、水の汚れを最小限に食い止めることもできます。
私が使用しているのは、こちらのエサです。
こちらのエサを使用してから、コケの発生が少なくなったと感じています。
グッピーと混泳させやすい魚は多い
グッピーは、初心者にもおすすめしやすい熱帯魚です。
それは、他のどの熱帯魚とも相性がいいからです。
グッピーを飼い始めた後に「あの魚も飼いたいなぁ」という時でも気軽に追加することができます。
ここでは、グッピーの特徴や混泳におすすめな熱帯魚について解説します。
グッピーは穏やかな魚
グッピーは他の魚を攻撃することはほとんどありません。
私は、今ままで20種類以上の熱帯魚を飼育してきました。
中には、他の種類の魚を追いかけ回したり、ちょっかいを出したりする魚もいました。
そんな時は「こいつめ・・」と思ったりもします。
その点、グッピーは我関せずといった感じでゆらゆらと泳いでいるので、こちらもストレスに感じることはありません。
混泳できない魚
グッピーと混泳できる魚は多いです。
特に、小型の熱帯魚であればほとんどが混泳することができます。
混泳できないのは、そもそも「同一種類しか水槽に入れられない魚」だけです。
混泳できない代表的な熱帯魚は次の通りです。
- エンゼルフィッシュ
- ベタ
- スマトラ
- フグの仲間(アベニーパファーなど)
- 大型の熱帯魚
こちらの熱帯魚は、「そもそも他の種類と一緒に入れられない」魚です。
こちらさえ避ければ、他の熱帯魚とは混泳できるので安心です。
エビとも混泳できる
コケを食べてくれる生き物として、エビを一緒に飼っている方も多いです。
代表的なのは「ヤマトヌマエビ」や「ミナミヌマエビが」います。
大きめの熱帯魚だと、こちらのエビを食べてしまうこともありますが、グッピーであれば混泳することができます。
水槽のコケを自動的に減らしてくれるので、コケ取りの生き物を入れておくことは強くお勧めします。
おすすめの混泳相手
おすすめの混泳相手としては、同じくらいのサイズの熱帯魚がいいでしょう。
こちらの熱帯魚は比較的丈夫で見栄えもよいため、初心者の方にもおすすめです。
- グリーンネオンテトラ
- カージナルテトラ
- ラミーノーズテトラ
- ファイヤーテトラ
- ゴールデンプリステラ
- ミッキーマウスプラティ
- ネオンテトラ
- チェリーバルブ
- ラスボラエスペイ
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
グッピーは初心者でも繁殖できる
グッピーを飼育する楽しみの1つが、繁殖をして子どもが生まれることです。
いつの間にか、水槽に小さい赤ちゃんの魚がいる時には軽い感動があります。
グッピーの繁殖は難しくありませんので、ぜひチャレンジしてみてください。
水質を気にせず繁殖できる
繁殖をするために、水質を気にしなければならない熱帯魚もいます。
しかし、グッピーはそこまで水質にうるさくないので、簡単に繁殖をしてくれます。
私も初心者の頃に特に水質などよくわからないころでも、どんどん増えたことがあります。
適切な水温を保っていれば、問題ので簡単です。
稚魚は隔離すると安心
生まれたばかりの稚魚は、隔離してあげるのが最も安全です。
隔離しないと、他の熱帯魚やエビなどに食べられてしまうことがあります。
親のグッピーが稚魚を生みそうになったら(お腹が大きくなってきたら)専用のケースに入れてあげるのがよいでしょう。
稚魚の隠れ家は水草
専用の隔離ケースに入れる前に、稚魚が生まれてしまう場合もあります。
そうなる前に、あらかじめ水草を水槽に入れておくことをおすすめします。
水草を入れると、よいことがたくさんあります。
- 稚魚の隠れ家になる
- 水の汚れを吸収してくれる
- コケを防いでくれる
水草は、稚魚を守るだけでなく水質も改善してくれます。
汚れを浄化したり、余計な養分を吸い取ってコケを発生しにくくしたりします。
さらに見た目も華やかになるので、少しくらいは水草を入れておくのがよいでしょう。
初心者の方にもおすすめの水草はこちらからご覧ください。
グッピーの寿命は1~2年
グッピーの寿命はおよそ「1~2年」といわれています。
私が今まで飼育していたグッピーもほぼそれくらいでしたので、間違いないでしょう。
もちろん、水槽の環境などによって異なりますが、長生きできるように飼育してあげることが大切です。
では、グッピーの飼育には何が必要なのでしょうか。
グッピーの飼育に必要なモノ
グッピーは、一般的に熱帯魚の飼育に必要なモノがあれば飼うことができます。
熱帯魚の飼育に必要なのは以下の通りです。
- 水槽
- ろ過フィルター
- 砂利や砂
- エサ
- カルキ抜き剤
- バケツ
- 照明(ライト)
- エアーポンプ(ブクブク)
照明(ライト)はあったほうが、熱帯魚の色はきれいに見えます。
熱帯魚は、色とりどりの魚を楽しむことができるのが醍醐味ともいえるので、安いくてもいいので、ライトは購入することをおすすめします。
エアーポンプは、酸素を供給するためにあったほうがいいです。
しかし、水面にバシャバシャと水が流れ込むようなフィルターを使用している場合は、水面から酸素が入るのでなくてもいいです。
初心者であればセットがおすすめ
初心者の場合、1つ1つ選んでいくのは大変です。
何がよいのかわからないので、どれを選べばよいか迷ってしまうからです。
そんな方には、まずは小さいセットの物から始めてみることをおすすめします。
私が初心者の方におすすめするのはこちらのセットです。
「ヒーターなし」はおすすめしない
初心者の方などから「ヒーターって絶対に入れなきゃダメなの?」と聞かれることがあります。
おそらく、電気代がかかるなどの理由で入れたくないのだと思います。
しかし、熱帯魚を飼育する以上ヒーターは必要です。
気温が高い夏場は外しておくことができますが、冬場はかなり気温が下がります。
小さい水槽サイズであればそこまでヒーターも高くありませんので、必ず購入するようにしてください。
まとめ
ここまでをまとめます。
- エサは2~3日に1回 底に落ちないくらいの量
- ほとんどの魚と混泳できる
- 初心者の方にはセットがおすすめ
- ヒーターは必ず設置する
グッピーは初心者からベテランまで楽しめる熱帯魚です。
適切に飼育して、大切に育ててみてくださいね。