熱帯魚育成

水槽フィルターは夜止めても大丈夫?フィルター停止のリスクと騒音対策について解説

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寝室に水槽を置いている場合、フィルターの音が気になってしまうことがあります。

そんな時「水槽のフィルターを止めるべきかどうか」と迷う方もいるのではないでしょうか。

熱帯魚水槽歴12年以上になる私も、フィルターの音には何回も悩まされました。

しかし、現在では音は気にならずに毎日楽しく水槽を眺めることができています。

この記事では、フィルターを止めるで起こる影響や、静音対策についてくわしく解説します。

始めに結論からお伝えします。

フィルターは24時間止めないほうがいいです。

理由は次の2つです。

  • フィルター内のバクテリアが酸欠で死滅するから
  • ろ過しない時間が多くなり、水質が悪くなるから


フィルターを止めることにより、ろ過能力は大きく下がります。

また、水をきれいにするバクテリアが死滅してしまうため、水の濁りや悪臭が発生します。

では、フィルターの作動音の問題をどうするのかということですが、こちらは「静音性の高いフィルターに替える」ことをおすすめします。

ろ過能力と静音性の高い外部フィルターを知りたい方はこちらを「30㎝用外部フィルターおすすめ5選」をご覧ください。

では、ここからはくわしく解説していきます。

フィルターを夜に止めるリスク

フィルターを夜に止めることはおすすめしません。

ここでは、なぜ夜にフィルターを止めることがよくないのかを解説していきます。

フィルター内のバクテリアがいなくなってしまう

フィルターの役割は大きく分けて2つです。

  • 物理ろ過:目に見えるゴミをこし取ってきれいにする。
  • 生物ろ過:バクテリアが水の汚れを分解してきれいにする。


水槽の汚れをきれいにするとき、重要なのは生物ろ過です。

バクテリアは小さい生き物なので、生きていくためには酸素が必要です。

フィルターを止めてしまうと、水の流れがなくなり水の中に含まれる酸素が減っていってしまいます。

バクテリアも酸欠で死んでしまうため、フィルターを止めてしまうことは避けたほうがよいのです。

水槽内の酸欠による魚へのダメージ

フィルターを点けているときには、水槽内に水が流れ落ちたり、水面がゆらゆらとゆれていたりします。

この時に、空気中の酸素が水中に取り込まれています。

エアレーション(空気を送り込むブクブク)をしていなくても、水の動きによって酸素が保たれています。

しかし、フィルターを止めることによって水中の酸素も少なくなります。

30分~1時間程度であれば問題ないかもしれませんが、数時間となると魚へのダメージも大きくなります。

最悪の場合死んでしまうこともあります。

フィルターの騒音対策

じゃあ音はどうしたらいいの?

フィルターを止められない場合、音への対策はどうするのかを解説していきます。

  • 静音性の高いフィルターに替える
  • 振動を吸収するマットなどを使用する

フィルターの掃除をする

音が気になる場合、まずはフィルターの掃除をすることをおすすめします。

フィルターに何かが詰まっていたり、汚れでモータ部分がうまく回らなかったりすると、音が大きくなる傾向があります。

私も以前、掃除をしたら、かなり音が小さくなった経験があります。

まずは、掃除をして音が小さくなるか試してみましょう。

振動を吸収するマットなどを使用する

水槽のふちに引っ掛けるタイプの外掛けフィルターでは、水槽へのはめ方によってビリビリと音が鳴る場合があります。

その場合は、フィルターと水槽の間に柔らかいマットなどを挟むことで、振動音を抑えることができます。

フィルターの種類や大きさによってはさめるものは違いますので、ホームセンターなどで探してみてください。

静音性の高いフィルターに替える

最も効果的なのは静音性の高いフィルターに買い替えてしまうことです。

一般的に、次のフィルターは音が大きくなりがちです。

  • 外掛けフィルター
  • 上部フィルター


こちらは上から水を落とすタイプなので、どうしても水が流れ落ちる音が出てしまいます。

GEX公式サイトから引用

一方、音が比較的小さいフィルターはこちらです。

  • 外部フィルター
  • 水中フィルター


外部フィルターは、水中に排水パイプを取り付けることができるため、水が流れ落ちる音はしません。

エーハイム公式サイトから引用

また、モーターも内部に取り付けられているものは作動音もほとんどしませんのでおすすめです。

水中フィルターは、水槽の内部に設置するフィルターなので静音性が高いです。

GEX公式サイトから引用

ただし、外部フィルターに比べてろ過能力は落ちます。

「メダカを数匹飼っている」など、小さい魚を少なく飼っている方にはおすすめです。

静音性の高いおすすめのフィルター

静音性の高いフィルターを選ぶことで、夜に止める必要もなくなります

外部フィルターのおすすめは「エーハイム クラシックフィルターシリーズ」です。

ろ過能力が高く、多くのユーザーが使っているので安心感があります。

私も今までいくつものフィルターを使用していますが、現在はこちらを愛用しています。

エーハイムよりも少し価格が安くておすすめなのは「テトラ オートパワーフィルターAX」です。


小型水槽におすすめなのが、こちらの水中フィルターです。

静音性を追求したモデルで、30㎝水槽くらいまでの小さな水槽をお持ちの方にはこちらがおすすめです。

6. 夜間のフィルター停止に関するFAQ

Q: フィルターをつけたり消したりするとどうなる?

A: フィルターを頻繁に止めると、バクテリアが減少し、水質が悪化する可能性があります。できるだけ連続運転を心がけましょう。

Q: フィルターを無音にするにはどうすればいい?

A: 静音性の高いフィルターを選び、設置方法を工夫することで、音を大幅に軽減できます。

例えば、エーハイムの外部フィルターやGEXの水中フィルターは静音性に優れています。

Q: メダカのエアレーションは夜止めても大丈夫?

A: エアレーションは酸素供給に重要な役割を果たすため、夜間も運転を続けることが推奨されます。

特に高温の時期や密集している場合は酸素不足になりやすいので注意が必要です。

まとめ

ここまでをまとめます。

  • フィルターは止めないほうがいい
  • 静音性フィルター替えるのがよい
  • 外部フィルターか水中フィルターがおすすめ


寝室に置く場合は、フィルターを替えてしまうのがもっとも効果的です。

初期投資の資金はかかりますが、それでずっと安心して水槽を楽しむことができるようになります。

私も今までいくつものフィルターを試しては失敗してきました。

ご自分に合った満足できるフィルターをぜひ選んでみてください。