フィルターの中でもっともろ過能力が高いのが「外部フィルター」です。
ろ過能力の高いフィルターを使っていれば、コケは出にくくなりますし、水が透き通ってキレイな水槽になっていきます。
その外部フィルターの中で、特にユーザーから圧倒的な信頼があるのが「エーハイム クラシックフィルターシリーズ」です。
私も10年以上愛用しているため、コケには困っていません。
そこでこの記事では60~90㎝の水槽を使用している方のために「エーハイム クラシックフィルター2215」をレビューしていきます。
まずはこのフィルターを使用するメリット・デメリットです。
メリット
・静音性が高い
・安心して長く使える信頼性がある
・サブフィルターを付けられる
デメリット
・他のフィルター比べて割高
・ろ材コンテナがなくメンテナンスが面倒
それでは、さらにくわしく解説していきます。
エーハイム クラシックフィルター2215の外観と付属品
エーハイムの基本情報は次の通りです。
フィルター名 | ![]() エーハイム クラシック2215 |
適合水槽 | 60~90cm |
水の流量 | 500L/h(50Hz) 620L/h(60Hz) |
ろ材の容量 | 4L |
値段 (ろ材あり) | 約24000円 |
エーハイム2215の付属品

2215に入っているものは次の通りです。
- フィルター本体
- シャワーパイプ
- 吸水パイプ
- ろ材固定板
- サブストラットプロ(ろ材)
- エーハイメック(ろ材)
- 粗目パット
- 細目パット
- 活性炭パット
高品質なろ材が始めからついているため、購入した初日からすぐに設置して使用することができます。

エーハイム2215の外観など
緑の円筒形がクラシックフィルターの特徴です。

エーハイムといえばダブルタップです。

これをホースに接続すると、簡単に水を止めることができます。
いちいちパイプを外さなくてもフィルター掃除ができるんですよね。

付属されているパイプやホースは深い緑色をしています。
緑色のメリットは2つあります。
- 水草などに同化してレイアウトのジャマにならない
- コケなどの汚れが目立たない
他のメーカーでは黒や透明のものがありますが、水槽内で目立ってしまったり、汚れがすぐについてしまうことがあります。
緑色のパイプは汚れが目立たないのでメンテナンスの回数をへらすことができるの特徴です。
外側には留め金が4つついています。

こちらをはめるだけの簡単構造なので、初心者にもわかりやすい作りになっています。

90㎝にも対応するフィルターのため、吸水パイプがやや長いです。
説明書にも書かれていますが、60㎝水槽で使用する場合には、切る必要があります。
のこぎりなどで30秒で切れます。

ぴったりになりました。

アマゾンなどで売っているガラスパイプを使用すると、切らなくてもよくなります。

エーハイム クラシックフィルター2215 メリット
エーハイム クラシックフィルター2215使用するメリットは次の通りです。
- ろ過能力が高い
- 静音性が高い
- 安心して長く使える信頼性
- サブフィルターを付けられる
ろ過能力が高い
エーハイム2215は60㎝~90㎝まで対応できるろ過能力をもっています。
また、流量もかなりあるため、水槽の中をよく循環してくれます。
水が全体にいきわたると、ゴミが溜まりづらくなりますね。
シャワーパイプではこのようにかなりの水の勢いがあります。
水の流量はろ過能力に直結するので、重要視するポイントです。
静音性が高い
エーハイム2215は、その静音性が高いことでも有名です。
かなり近くでモーター音を測定しました。
37㏈で「静かな住宅街レベル」でした。
大容量の外部フィルターの中ではかなり静かなほうです。

モーター音がほとんど気にならず、寝室やリビングに設置しても快適に過ごせます。
稼働中も水の流れる音がしないので「本当に動いているの?」と感じるほど静かです。
掃除後にスイッチを入れ忘れたかと思って触ると動いていたといったことが何回もあります。
安心して長く使える信頼性がある
X (アクアぷらす) でアンケートをとったところ、外部フィルターを使用している方の80%がエーハイムを愛用していました。

他のフィルターに比べて割高なのに使用している方が多いのは、それだけ高性能で信頼性が高い証拠です。
私も実際に2213という外部フィルターから、買い替えるときに再度エーハイムの2215を選んでいます。

サブフィルターを付けることができる

エーハイム2215には、サブフィルターというものがあります。
本フィルターに接続すると、ろ材を足すことができるのでろ過を強力にすることができます。
例えば、少し大きい水槽にしたい場合には、サブフィルターを使用することで、2台目を購入する必要がなくなります。
ろ材だけを追加したい時ってありますよね。
特に90cm以上の大型水槽や、過密気味の環境では、サブフィルターをつなぐことで安定した水質維持が期待できます。
また、サブフィルターには吸着剤や特別なろ材を入れることで、水質改善やコケ抑制など、目的に応じたカスタマイズも可能です。
将来的に水槽規模を拡大したい場合でも、買い替えずに対応できる拡張性の高さが魅力です。
エーハイム クラシックフィルター2215 デメリット
性能的にはほぼよいところしかありませんが、デメリットを上げると次の通りです。
- 価格が割高
- メンテナンスがやや面倒
価格が割高
エーハイム2215は、他社製の外部フィルターと比べると価格帯がやや高めです。
同じサイズ感のフィルターに比べて価格が1.5倍~2倍ほどすることもあり、導入時に少し躊躇する方もいるかもしれません。
しかし、ただ、エーハイムは壊れにくいことが特徴なので「高品質で長持ちする」という点では、満足感は高いです。
価格に見合った満足感があります。
他のフィルターと比較したい場合はこちらの記事をご覧ください。
メンテナンスがやや面倒

クラシックシリーズはのシンプル構造のため、ろ材コンテナがなく、メンテナンス時にろ材を直接取り出す必要があります。
特に2215はろ材を抑える部分があるだけなので、ろ材を洗う際にはすべてを一度取り出さないといけません。
こちらはテトラの外部フィルターなどとは異なるところです。
テトラはコンテナが重箱のようになっているので取り出しやすいです。
ただ、こちらはろ材をネットに入れておくだけで取り出しやすくなるため、そこまで大きなデメリットではありません。

エーハイム クラシックフィルター2215 レビューまとめ

本記事では、エーハイム クラシックフィルター2215をレビューしました。
ろ過能力や静音性があり、信頼性も高い人気のフィルターですので、Amazonや楽天では品薄になることもあります。
また、徐々に値上げをしているので、手に入れるのであれば早めがいいでしょう。
ぜひ使用してみて水が透き通ったきれいな水槽を作り上げてください。

