熱帯魚育成

ベタとヤマトヌマエビの混泳の成功ポイントとは?注意点や攻撃された時の対処法も解説!

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この記事はこんな方のための記事です。

  • ベタとヤマトヌマエビが混泳できるか知りたい
  • ベタがヤマトヌマエビを攻撃しないようにする方法を知りたい
  • ベタがエビを攻撃してしまう時の対処法を知りたい


ベタはその鮮やかな色と優雅なヒレで多くのアクアリストに愛されています。

一方、ヤマトヌマエビは水槽内のコケ取りに役立ち、その小さな体と活発な動きが魅力です。

「この2種類を混泳させることができるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。

結論からお伝えすると混泳できます。

熱帯魚水槽歴13年になる私も、現在ベタとヤマトヌマエビを混泳させています。

そこでこの記事では、ベタとヤマトヌマエビを混泳させる際の注意点や、攻撃してしまったときの対処法などを解説していきます。

この記事を読めば、ベタのかわいさとヤマトヌマエビのコケ取り能力を合わせもった水槽を管理できるようになります。

ベタ・ヤマトヌマエビ混泳のメリット

ベタとヤマトヌマエビを混泳したいと考えている方に、まずはメリットをお知らせします。

  • コケを減らすことができる
  • 2種類飼えるため水槽に動きが出る

「コケを減らすことができる」

ヤマトヌマエビは水草などについたコケを食べてくれるので、コケを自然に減らすことができます。

人の手では取り切れないところも取ることができるので、たくさんの方が水槽に入れています。

また、エサの食べ残しなども食べてくれるので、水が汚れることも少なくなります。

水槽に動きが出る

ベタの場合、水槽を見る人はベタの動きだけを見ることになります。

しかし、エビを入れた場合はエビの動きもプラスされるので、水槽を眺めるのも楽しくなります。

実際に家に来た人も「エビもいる!」と言って、エビに興味を持ってくれる人もたくさんいます。

ベタ・ヤマトヌマエビ混泳のデメリット

ベタとヤマトヌマエビを混泳させることはメリットも多いですが、デメリットもないわけではありません。

具体的にはこのようなデメリットがあります。

  • エビがベタに攻撃される可能性がある
  • エサが少ない場合、奪い合いになる可能性がある
  • 少しだけ好む水質が違う

エビがベタに攻撃される可能性がある

ベタは他の魚に比べて攻撃性があるため、エビを攻撃してしまう場合があります。

その個体やレイアウトによって変わりますが、私の水槽では全く攻撃する気配はありませんでした。

また、水槽に水草など隠れ家を用意することで、エビを守ることもできます。

エサが少ない場合 奪い合いになる可能性がある

また、あげるエサの量によっては、奪い合いになってしまう場合があります。

ヤマトヌマエビはコケ以外にも熱帯魚のエサも食べます。

基本的にはベタのエサは水面に浮くものなので、そこまで心配しなくてもよいでしょう。

少しだけ好む水質が違う

ベタとヤマトヌマエビは好む水質が少しだけ異なります。

ベタヤマトヌマエビ
水温24-30°C18-28°C
pH6.5-7.56.5-7.5
硬度 (dGH)5-206-12

水温は26℃程度に設定しておけば問題ありませんし、硬度も厳密にそこまで調整するのも難しいので、特に気にする必要もありません。

ベタ・ヤマトヌマエビ飼育の方法や注意点

ベタとヤマトヌマエビを混泳飼育する際の注意点についてお伝えします。

水槽は30㎝以上がおすすめ

ベタとヤマトヌマエビを混泳させる際は30㎝以上の水槽にすることをおすすめします。

小さい水槽では、エビが隠れる場所や逃げる場所がなくなってしまうためです。

水草などの隠れ家を準備する

エビが隠れることができるように、水草などの隠れ家を準備しておきましょう。

水草がおすすめですが、それ以外にも隠れ家になるものはあります。

  • 流木や石
  • 洞窟型のオーナメント


流木や石の陰にヤマトヌマエビが隠れることができるのでそれもよいでしょう。

ただし、細い流木や鋭利な石を入れてしまうとベタのヒレを傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。

また、市販されているオーナメントなどを入れる方法もあります。

こちらは水草と違って、枯れたりなくなったりすることもないので、ずっと使い続けられるよさがあります。

ベタがエビを攻撃してしまう時の対処法

ベタがヤマトヌマエビを攻撃することがありますが、いくつかの方法で解決することができます。

ベタからの攻撃が見られた場合、まずはエビの安全を確保することが大切です。

その後、徐々に慣らすための環境を作っていきましょう。

①一度エビを避難させる

エビが攻撃されている場合、すぐに別の水槽に移して安全を確保します。移動先の水槽にも隠れ家を用意しておきましょう

②エビを隔離ケースなどにいれて徐々に慣らす

新しいエビを導入する際は、ベタの反応を見ながら徐々に馴染ませるようにします。

いきなり同じ水槽に入れるのではなく、最初は隔離ケースに入れて様子を見ると良いです​

③隠れ家になるものを追加する

水槽内にさらに隠れ家を増やし、エビが逃げ込める場所を多く作ります。

特に攻撃が激しい場合は、隠れ家を分散して配置します。

まとめ

ここまでをまとめます。

  • ベタ・ヤマトヌマエビを混泳させることは可能
  • 混泳させることでコケを減らせる
  • できるだけ隠れ家を作るとよい
  • 攻撃される場合にはエビを避難させる


ベタとヤマトヌマエビを混泳させることは難しくありません。

始めはエビが隠れているかもしれませんが、徐々に慣れてきて見えるところにも出てくるようになります。

隠れ家を作りつつ、両方とも大切に育ててみてください。

それではまたお会いしましょう。

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