この記事はこんな方のための記事です。
- ベタを飼いたいが、新しく水槽を置くスペースがない
- サテライトでベタを飼う方法を知りたい
ベタはヒレが美しく優雅に泳ぐことから人気があります。
しかしベタは1匹ずつしか飼うことができないため、新たに飼おうとすると水槽を購入する必要があります。
その場合は、サテライトで飼う方法もありますよ。
サテライトとは、稚魚などを守るために別で飼育するための隔離スペースのことです。
私も現在は一時的にサテライトでベタを飼育しています。
そこでこの記事では、ベタをサテライトで飼うメリットや方法、おすすめのサテライトについて解説していきます。
この記事を読めば、お金をかけずにベタを家の水槽に迎えることができますよ。
ベタをサテライトで飼うメリット
ベタをサテライトで飼うメリットは次の通りです。
- 新たにフィルターやライトを購入しなくてよい
- スペースがなくても設置することができる
- 安定した水質で飼い始めることができる
新たにヒーターやライトなどを購入しなくてよい
新たにベタを飼おうとすると、水温を保つためのヒーターや、色をきれいに見せるためのライトが必要になります。
熱帯魚ショップなどでは、小さい入れ物に入れられており、一見お金がかからなそうに見えます。
しかし、しっかりと飼おうとするとヒーターは必要になりますし、ライトも点けるのが普通です。
合計すると数千円~1万円程度はかかります。
しかし、サテライトを使用すれば現在の水槽に付けることができるので、費用がかかりません。
スペースがなくても設置することができる
新たに水槽を設置しようとすると、水槽台などのスペースが必要になります。
テレビ台などに置くこともできますが、水がかかる部分が変色したり、腐ってしまったりすることがあります。
サテライトは水槽に掛けたり、内側にくっつけたりするだけなので、スペースを取りません。
安定した水質で飼い始めることができる
水槽を立ち上げたばかりの時は、水質が安定していません。
水質が安定していないというのは、水をきれいにするバクテリアの数が少ないということです。
バクテリアが増えてきて水が安定するまでは1か月から数か月程度かかります。
そのため、立ち上げ時に熱帯魚を入れると体調を崩してしまうリスクが高いです。
しかし、サテライトではすでに管理している水槽の水を循環させるので、ベタにストレスをかけることなく飼い始めることができます。
ベタをサテライトで飼う方法
では、実際にサテライトでベタを飼うとどのようになるのでしょうか。
ここでは、実際にサテライトで飼うための手順についてお伝えします。
サテライトのサイズを考える
一言で「サテライト」といっても、サイズや形状はさまざまです。
熱帯魚の中でも体が大きいベタを飼育するとなると、それなりに大きめのサテライトが必要です。
また、外側に掛けるタイプの場合は掛けられる水槽のサイズもよく見て購入する必要があります。
おすすめのサテライト
私が今回試してみたのは「スドー スターペット サテライトスリム M」です。
30㎝キューブ水槽に掛けてみたのですが、サイズがちょうどよかったです。
60㎝水槽などに掛ける場合は「Lサイズ」のものを使用するとさらによいかもしれません。
エアーポンプは必要
外掛け式の場合は、水を循環させるためにエアーポンプが必要になります。
空気の力で水を持ち上げてサテライト内に水を入れる方式なので、お持ちでない方は必要になってしまいます。
どのエアーポンプを買おうか迷っている方には、静音性の高い「水作 水心」をおすすめします。
音が気にならないので、私も長年愛用しています。
エアーポンプの選び方について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
設置の仕方
ここからは実際にサテライトを購入してから設置するまでの手順についてお伝えします。
今回購入したのはこの大きさのものです。
仕切り版がついているので、このように3つに分けることもできます。
今回はベタ1匹なので仕切り版は使用しませんでした。
エアー用のチューブが付いていますので、設置します。
エアーポンプを使用するときには、水が流れてこないように逆流防止弁を使用してください。
エアーポンプの電源を入れて、水が満タンになったらベタを移してあげます。
横幅が結構大きいので、ベタも泳ぎやすそうでした。
背面には外掛けフィルター、側面にはライトのスタンドがあるため、前面にサテライトをかけるしかありませんでした・・・。
それでも、ベタが一番よく見えるのでこれはこれでアリです。
設置までは15分程度で簡単にできました。
サテライトで飼うデメリット
ここまではサテライトでベタを飼うメリットや方法について解説してきました。
しかし、やはりデメリットもありますのでお伝えしていきます。
汚れた時に洗う必要がある
サテライトは循環がいいとはいえ、やはりフンや汚れはそこに溜まっていきます。
その場合は、一度水を捨てるなどして汚れを取り除いてあげる必要があります。
通常の水槽であればフィルターが汚れをこし取ってくれることもありますが、サテライトではそれはありません。
そのため、汚れてきたときにはきれいにするための手間が発生します。
通常の水槽よりはやはり狭い
当たり前ですが、通常の水槽よりはやはりベタにとっては狭いことが大きなデメリットです。
ベタは比較的小さい水槽で飼われていることが多いですが、もちろん大きい水槽のほうが気持ちよさそうです。
私は、今回片方の水槽をリセットするために一時的にサテライトで飼ってみることにしました。
準備が終わった後は大きな水槽に移してあげるつもりです。
できることなら、ベタ用の大きめの水槽を用意してあげてください。
セットになっているものが安くておすすめです。
こちらの記事で比較をしていますので、ご覧ください。
サテライトの種類
一言でサテライトといっても、様々な種類があります。
ここでは、サテライトの種類についてお伝えしますので、ご自分の水槽に合ったものをお選びください。
外掛けタイプ
今回私が使用したタイプです。
水槽の外側にかけてエアーポンプの力で水を吸い上げて循環します。
水槽の内側が狭くならないことが大きなメリットです。
内側につけるタイプ
こちらは水槽の内側に引っ掛けるタイプです。
穴が開いているので、水槽の水がそのまま入ってきます。
エアーポンプを使わなくてよい点がメリットといえます。
ベタ用のサテライト
ベタを1匹ずつ入れるためのサテライトもあります。
これを使えば、同じ水槽でベタを数匹飼うことも可能です。
ただし、小さめなのでベタとしてはちょっと狭いかもしれません・・・。
まとめ
ここまでをまとめます。
- ベタはサテライトで飼うことが可能
- 新たにフィルターやライトを買わなくて済む
- 外掛けタイプがおすすめ
水槽をもう1つ買うことはできないけれど、ベタをどうしても飼ってみたいという方にはサテライトはおすすめです。
できれば大きめのサテライトを使用して、ゆったりと泳げるようにしてあげてください。
もし、ここまで見てきて「やっぱり普通の水槽がいいな」と思った方は30㎝水槽をおすすめします。
参考にしていただければと思います。ではまたお会いしましょう。