熱帯魚育成

初心者が買うべき水槽のサイズは?選び方やおすすめの水槽について解説!

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この記事はこんな方のための記事です。

  • どの水槽サイズを購入するか迷っている
  • 初心者におすすめの水槽サイズが知りたい


熱帯魚などを飼う時、初心者の方が悩むのが「どの水槽サイズにすればよいのか」ということです。

飼いたい魚の種類や数だけでなく、置く場所やメンテナンスのしやすさにも関係してきます。

また、水槽を始める時にはできるだけ予算を抑えたい方もいらっしゃるでしょう。

水槽は周辺機器が多いので、サイズが違うと金額がかなりちがいますね。

熱帯魚水槽歴13年になる私も、以前はサイズを間違えてしまい、結局買い直すはめになってしまったことがあります。

現在では、30㎝水槽と60㎝水槽の2つを管理して、毎日水槽を楽しく眺めています。

そこでこの記事では、初心者が水槽のサイズを選ぶときに気をつけたいポイントを分かりやすく説明します。

また、失敗しないためのコツや初心者におすすめの水槽サイズ、さらに便利な水槽セットについてもご紹介します。

これを読めば、自分にぴったりの水槽が見つかりますよ。

まずは結論からお伝えします!

  • 初心者は30㎝~60㎝の中から選ぶ
  • コスト重視は30㎝
  • 数をたくさん飼いたいなら60㎝水槽
  • 迷ったら「30㎝キューブ水槽」がおすすめ


それではくわしく解説していきます。

水槽サイズの選び方や決め方

まずは、水槽サイズの基本的な選び方や決め方について解説していきます。

部屋の大きさや置ける場所、予算も異なりますのでご自分の照らし合わせてみてください。

飼う魚の種類によって決める

熱帯魚には、ネオンテトラやグッピーなどの「小型熱帯魚」、エンゼルフィッシュやグラミーなどの「中型熱帯魚」がいます。

メダカは「小型」、金魚は「中型」に入りますね。

飼う魚の大きさによって水槽のサイズを選ぶことが大切です。

  • 小型熱帯魚:30~60㎝で飼育可能
  • 中型熱帯魚:45㎝以上がおすすめ


中型の熱帯魚は、30㎝だとかなり狭く感じますし、魚にとってもストレスがかかります。

そのため、中型を飼うのであれば45㎝以上、できれば60㎝がおすすめです。

エンゼルフィッシュ

一方、ネオンテトラやグッピーなどの小型熱帯魚は30㎝からでも飼育可能です。

ただし、飼える数には限度がありますので、注意が必要です。

飼う魚の数によって決める

水槽によって、飼える熱帯魚の数はおよそ決まっています。

それぞれの水槽サイズと飼える熱帯魚の数の目安は下の通りです。

大きさ水量飼育できる数
(小型熱帯魚)
飼育できる数
(中型熱帯魚)
30㎝水槽30×20×25約12L約5~7匹1~2匹
30㎝
キューブ水槽
30×30×30約27L約8~12匹2~3匹
45㎝水槽45×24×30約32L約12~15匹3~4匹
60㎝水槽60×30×36約60L約20~25匹6~8匹

これ以上飼うこともできますが、水が汚れるのが早くなりますので初心者の方にはあまりおすすめしません。

はじめは少なめに飼っていき、慣れてきたら少しずつ増やしていくほうがよいでしょう。

水槽を置く場所で決める

部屋のどこに水槽を置けるのかを考えることで、水槽サイズが決まる場合があります。

水槽を置く場所の条件は次の通りです。

  • 直射日光が当たらないところ
  • できればエアコンの風が当たらないところ


直射日光が当たるところや、エアコンの風が直接当たるところは水温の変化が激しくなるので、避けたほうがいいです。

そう考えると、部屋で置ける場所は限られてきます。

また、水槽は水とガラスの重さでかなり重くなります。

30㎝水槽は、通常の家具に置ける可能性もありますが、45㎝水槽以上は専用の水槽台がないと危険です。

水で濡れて腐食する可能性があるためです。

そのため、水槽台が置けるかも考えてサイズを選んでみてください。

メンテナンスのしやすさで決める

水槽のメンテナンスは次のようなことです。

  • 蒸発した水を足す
  • 水の交換
  • ガラス面の掃除
  • フィルターの掃除


水槽が大きいと、ガラス面積が増えたりフィルターが大きくなったりします。

また、水を交換する時にもバケツで2杯分など、水量が多くなると運ぶのも大変です。

そのため女性など、力仕事が苦手な方は小型水槽などから始めてみるとよいでしょう。

ただ「小型水槽」は水が蒸発しやすく、足し水をする回数が増えます。

小型でもメンテナンスは必要ですね。

初期費用やランニングコストで決める

水槽はライト、ヒーター、フィルターなど初期費用が多くかかります。

特に大きい水槽はそれだけ費用が掛かります。

例えば30㎝水槽と60㎝水槽の水槽セットの価格を見ていきましょう。

  • 30㎝水槽セット:4600円
  • 60㎝水槽セット:8300円


また、ここに砂利やソイル(土)などを入れたり、ろ過材を買ったりするのですが、大きい水槽は購入する量も多いです。

そのため、できるだけ費用を抑えて楽しみたい方は30㎝程度から始めることをおすすめします。

初めての方におすすめしてるのはこちらのセットです。


熱帯魚の飼育に必要なフィルター・ヒーター・ライトなどがついているので、すぐに飼い始めることができます。

作りたいレイアウトで決める

大きい水槽になるほど、レイアウトの自由度は高くなります。

30㎝水槽では、置けるものや植えられる水草は少なく、レイアウトのパターンも少なめです。

一方60㎝水槽では、レイアウトの自由度はある程度あります。

いろいろなレイアウトの水槽を作ってみたい方は60㎝水槽をおすすめします。

小さい水槽にもデメリットがある

価格が安いため「小さい水槽にしよう」すぐに考える方もいらっしゃいますが、注意点もあります。

水槽が小さすぎて水質が安定しない

小さい水槽は水の量も少ないです。

実は、水が少ない水槽はすぐに水温や水質が変化してしまうため、安定させるのが難しいという一面もあります。

水も汚れやすいですね。

初心者の方は「大きい水槽は使いこなせないから小さいほうがいい」と考えがちです。

小さい水槽のほうが管理が少し難しくなることを覚えておきましょう。

水が蒸発しやすい

部屋に置いておくと、水槽の水は蒸発して少なくなっていきます。

小さい水槽ではもともと入っている水が少ないため、どんどん蒸発していってしまいます。

そのため、大きな水槽に比べて水を足す回数が増えます。

こちらのバケツは水を足すのに便利なのでおすすめです。

主な水槽サイズのメリット・デメリット

それでは、水槽の選び方がわかったことろで、それぞれの水槽サイズのメリット・デメリットを整理してみましょう。

比較してみると、どれがよいかわかると思います。

30㎝水槽
(小型)
45㎝水槽
(中型)
60㎝水槽
(大きめの水槽)
メリット・価格が安い
・軽いので設置が楽
・適度な大きさで管理がしやすい・数が多く飼える
・レイアウト自由度が高い
デメリット・飼える数が少ない
・中型は飼えない
・専用の水槽台が必要・初期費用が高い
・専用の水槽台が必要


コストを抑えたい方は30㎝水槽、数を多く飼いたい方や中型の熱帯魚を飼いたい方は60㎝水槽をおすすめします。

どちらか迷っている方には45㎝水槽をおすすめします。

他にも30㎝キューブ水槽というサイコロのような形の水槽もあるのでおすすめです。

初心者におすすめの水槽セット

ここでは、初心者の方が主に購入する30㎝・45㎝・60㎝水槽のおすすめセットについてお伝えします。

熱帯魚を購入する場合は、フィルター・ヒーター・ライトの3つが入っているものをおすすめしています。

30㎝水槽セットおすすめ5選

この中で私がおすすめするのはTetra テトラ オールグラスアクアリウム300 熱帯魚セットです。

フィルターやライトなどもスタイリッシュですし、単品でそろえるよりも、かなり安いです。

名称Tetra テトラ オールグラスアクアリウム300 熱帯魚セット
GEX AQUARIUM グラステリア300 6点セット
テトラ (Tetra) テトラ サイレントフレックスセット 30
GEX AQUARIUM グラステリアキューブ300セット
ジェックス GEX メダカ元気 メダカのための水槽セット300
メーカーテトラGEXテトラGEXGEX
価格約6500円約2900円約3500円約4500円約2000円
水槽サイズW30×D16×H26cmW30×D20×H25cmW30×D16×H24cmW30×D30×H30cmW30×D16×H19cm
水量約11L約13L約10L約24L約7.5L
飼える魚の数
(小さい魚)
4~6匹5~7匹4~6匹10~15匹3~4匹程度
セット内容・ガラス水槽
・ガラスフタ
LEDライト
ヒーター
外掛けフィルター ・マット
・水質調整剤
・フード
・ガラス水槽
外掛け式フィルター
・ガラスフタ
・フタ受けホルダー
・クッションマット
・カルキぬき剤
・水質調整剤
・ガラス水槽
・専用ガラスフタ
・水中フィルター
・ガラス水槽
・ガラスフタ
・フタ受けホルダー
・クッションマット
・外掛けフィルター
・ガラス水槽
・ガラスフタ
・フィルター
・エアーポンプ
・エアーチューブ
・エアー調節バルブ
・水質調整剤
・バックスクリーン
特徴・ライト、フィルター、ヒーターが付いていて熱帯魚向き・価格が安い。ヒーター購入する必要あり・音が静かな水中フィルター採用
・ヒーターは購入する必要あり
・30㎝キューブ水槽なので多くの魚を飼える・エアーポンプ付き
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※価格は変動します。詳しくはAmazon・楽天のリンクからご確認ください。

45㎝水槽セットおすすめ5選

この中で私がおすすめするのは「テトラ オールグラスアクアリウム420 熱帯魚セット」です。

一見高そうに見えますが、ヒーターとライトが付いてこの値段なのでかなり安いです。

名称テトラ オールグラスアクアリウム420 熱帯魚セット

テトラ (Tetra) ガラス 水槽 オールグラスアクアリウム GA-420F
GEX ジェックス グラステリアスリム450 6点セット フレームレス水槽

テトラ サイレントフレックスセット 幅45cm
ジェックス GEX メダカ元気 メダカのための水槽セット400
メーカーテトラテトラGEXテトラGEX
価格約12000円約3900円約3500円約6200円約2300円
水槽サイズ42×29×22㎝42×16×26㎝45×20×22cm45×22×28.5cm約40×20×25㎝
水量約24L約15L約17L約28L約18L
飼える魚の数
(小さい魚)
8~12匹6~8匹6~8匹8~12匹6~8匹
セット内容・ガラス水槽
・ガラスフタ
・外掛けフィルター
・LEDライト
・ヒーター

・水質調整剤
・ガラス水槽
・ガラスフタ
・外掛けフィルター
・水質調整剤
・エサ
・水槽用マット
・ガラス水槽
・外掛け式フィルター
・ガラスフタ
・フタ受けホルダー
・クッションマット
・ガラス水槽
・ガラスフタ
・水中フィルター
・ガラス水槽
・フタ
・フィルター
・エアーポンプ
・エアーチューブ
・エアー調節バルブ
・水質調整剤
・バックスクリーン 
特徴・ライト、フィルター、ヒーターが付いていて熱帯魚向き・価格が安い
・やや小さめの水槽
・ヒーター購入する必要あり
・価格が安い。ヒーター購入する必要あり・音が静かな水中フィルター採用
・ヒーターは購入する必要あり
・エアーポンプ付き
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60㎝水槽セットおすすめ5選

この中で私がおすすめするのはTetra テトラ オールグラスアクアリウム600 熱帯魚セットです。

セットで買うならテトラがお得です!

名称GEX グラステリアスリム600 6点セット
GEX AQUARIUM グラステリアサイレント600ST

Tetra テトラ オールグラスアクアリウム600 熱帯魚セット寿工芸 プログレ600 8点 LED

GEX AQUARIUM グラステリア600 6点セット
メーカーGEXGEXテトラコトブキ工芸GEX
価格約3700円約8000円約9000円約14000円約16000円
水槽サイズW60×D20×H25cm
(スリムタイプ)
W60×D30×H36cm
(60㎝規格水槽)
W60×D21×H30cm
(スリムタイプ)
W60×D30×H36
(60㎝規格水槽)
W60×D30×H40cm
(60㎝規格水槽)
水量26L約57L約35L57L約65L
セット内容・ガラス水槽
外掛け式フィルター
・ガラスフタ
・フタ受けホルダー
・マット

・ガラス水槽
水中フィルター
・ガラスフタ
・ガラス受けホルダー
・クッションマット
・カルキ抜き
・ガラス水槽
外掛けフィルター
LEDライト
ヒーター
・ガラス水槽
LEDライト
上部フィルター
・バックスクリーン
・ガラスブタ
・水温計
・カルキ抜き剤
ヒーター
・ガラス水槽
外部式フィルター
・ガラスフタ
・フタ受けホルダー
・クッションマット
・カルキぬき
・水質調整剤
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30㎝キューブ水槽も初心者におすすめ

「小さい水槽も、大きい水槽もデメリットがある」と聞くと「じゃあ結局どの水槽がいいの?」となりますよね。

個人的には、30㎝キューブ水槽はおすすめできると思っています。

理由は次の2つです。

場所も取らないし周辺器具も安い

1つ目は、横幅が30㎝しかなく置く場所に困らないためです。

また、比較的小さめの水槽ですので、ライトやフィルター、ヒーターなども比較的安価で購入することができます。

飼える魚も比較的多い

30㎝キューブ水槽の水量は約27Lあり、通常の30㎝水槽の2倍以上あります。

そのため、小型水槽でありながら飼える魚も多めです。

大きさ水量飼育できる数
(小型熱帯魚)
飼育できる数
(中型熱帯魚)
30㎝水槽30×20×25約12L約5~7匹1~2匹
30㎝
キューブ水槽
30×30×30約27L約8~12匹2~3匹
45㎝水槽45×24×30約32L約12~15匹3~4匹
60㎝水槽60×30×36約60L約20~25匹6~8匹


飼えるかわからないけれど、とりあえず水槽を買ってみたいという方にもちょうどよいサイズです。

ただ、30㎝キューブはセットがないため個別に購入する必要があります。


まとめ

ここまでをまとめます。

  • 初心者は30㎝~60㎝の中から選ぶ
  • コスト重視は30㎝
  • 数をたくさん飼いたいなら60㎝水槽
  • 迷ったら「30㎝キューブ水槽」がおすすめ


予算や部屋の大きさ、飼いたい熱帯魚にもよりますが、30㎝~60㎝を選んでおけば問題はありません。

迷っている人は、まずは30㎝水槽や30㎝キューブ水槽を購入してみることをおすすめします。

少しずつ管理のコツがわかってきたら、水槽の寿命とともにサイズアップしていくとよいでしょう。

参考になれば嬉しいです。

ちなみに、私が初心者の方におすすめしている熱帯魚はこちらの記事で紹介しています。

ぜひご覧ください。

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