この記事はこんな方のための記事です。
- どれくらいの頻度でエサをあげればよいか知りたい。
- エサのあげすぎで起こる問題について知りたい
熱帯魚にの健康を保つためには、ちょうどいい量のエサをあげることが大切です。
しかし、エサをあげすぎてしまうと水の臭いが気になったり、コケの量が増えてきたりします。
かわいいので、たくさんあげたくなってしまいますね。
熱帯魚水槽歴13年になる私も、初心者の頃はエサをあげすぎてしまい、水槽の状態が悪くなったことがあります。
現在は、エサの量を調整しているため比較的きれいな水槽を保つことができるようになりました。
そこでこの記事では、初心者の方に向けてエサをあげる頻度や、注意点について解説していきます。
この記事を読めば、熱帯魚と水槽の状態を悪くしないで管理することができるようになります。
熱帯魚のエサは2日に1回程度
ネオンテトラやグッピーなど小型熱帯魚の場合、エサは2日に1回に抑えるようにしましょう。
なぜなら、エサのあげすぎで水の汚れが早くなるからです。
水が汚れれば熱帯魚の体調にもよくないですし、コケや臭いも発生しやすくなります。
エサが地面に落ちないようにする
エサをあげる時には、底床(水槽の地面の部分)に落ちないようにしましょう。
底床に落ちてしまうと、それが溜まって腐り水の汚れも増えていきます。
人間で言うと、生ごみがたくさんたまっている状態ですね。
そのため落ちる前に、熱帯魚がすべて食べきってしまう量をあげるようにします。
目安として、30秒~1分で食べきるくらいの量をあげるのがよいでしょう。
あげすぎるとコケや水の臭いが増える
コケは、水槽内に残っている養分をもとに増えていきます。
エサやフンなどの有機物がコケのもとになりますので、エサをあげすぎることでコケも増えていきます。
また、養分や汚れを分解できない場合、水の臭いもひどくなっていきます。
そのため「たくさんあげればいい」というものではなく、適切な量に抑えることが大切なのです。
エサをあげる時はフィルターを止める
エサをあげる時は、ろ過フィルターを止めるのがおすすめです。
理由は次の通りです。
- フィルター内にエサを残さないようにするため
- ろ過能力が下がるため
フィルター内にエサを残さないため
フィルターのスイッチがオンの場合には、エサの食べ残しがフィルターに吸い込まれてしまうことがあります。
また、水流があると水槽の底にエサが落ちていくことが多いです。
そのため、できればエサをあげる時にはフィルターのスイッチをOFFにするのがおすすめです。
OFFにすることで、魚が食べやすくなり食べ残しが減りますし、フィルターに吸い込まれてしまうこともなくなります。
ただし、長時間のOFFはバクテリアへのダメージが大きいので、あげ終わったらすぐにONにしてください。
ろ過能力が下がるため
エサがフィルターに吸い込まれてしまうと、ゴミがフィルター内に残ったままになります。
バクテリアが分解してくれる部分もありますが、ゴミが多いと水の流れが悪くなったり、ろ材が汚れてうまくろ過できなかったりします。
そのため、できるだけエサなどのゴミをフィルター内に残さないようにすることが重要です。
止めるのが難しい場合は
フィルターを毎回止めるのが大変な場合は、せめて水流が弱いところを狙ってエサを落とすようにしましょう。
動きが少ない分、熱帯魚もエサを食べやすいですし、食べ残しが水槽内に散らばってしまうことも少なくなります。
また、水槽の管理を簡単にするためにはスマートプラグを使用するのがおすすめです。
スマホ1つでON/OFFができたり、時間管理も簡単になったりするのでおすすめです。
水が汚れにくい熱帯魚のエサ3選
水の汚れにくさを売りにしているおすすめのエサを3つ紹介します。
商品名 | ネオプロス50g | テトラミン20g | ワイルドフレークプロバイオ100g |
メーカー | キョーリン | テトラ | GEX |
容量 | 50g | 20g | 100g |
価格 | 約600円 | 約500円 | 約700円 |
1gあたりの 価格 | 約12円 | 約25円 | 約7円 |
特徴 | ・ひかり菌でフンや食べ残しを分解 | ・クリーン&クリア製法で水の汚れを防ぐ | ・3つの善玉菌で水の 汚れを抑える |
魚 | ・小型熱帯魚 | ・小型熱帯魚 | ・小型熱帯魚 |
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おすすめは「キョーリン ネオプロス」
私のおすすめは「キョーリンの ネオプロス」です。
パッケージにも大きく書かれていますが「水の汚れを抑える」ことをセールスポイントにしている商品です。
10種類以上のエサを試してきましたが、現在はこちらのエサを使用しています。
価格も安く、水の臭いも出づらいので気に入っています。
エサやりの時にあると便利な道具
エサを手でつかんであげると、手に臭いがついてしまい洗わなくてはいけません。
そこで、エサやりの時にあると便利な道具を紹介していきます。
なお、エサの形状や量によっては使いづらいものもありますので、参考までにご覧ください。
調味料のボトル
塩・こしょうなどを振りかける時に使用するボトルに詰め替えると、手を汚さなくて済みます。
フレークタイプ(薄い板状)のものは出し口が大きめのものを選ぶとスムーズに出すことができます。
また、どうしても出づらい場合はすこし細かくしてから入れるのもおすすめです。
エサ拡散防止フレーム
こちらは、エサをあげたときに水槽内を舞わないようにするためのものです。
一か所にまとめることでエサの食べ残しや、底にたまってしまうのを防ぐことができますので、おすすめです。
旅行中は自動給餌機があると安心
旅行など1週間近く家を空ける場合には、自動給餌機(オートフィーダー)を使用するとよいでしょう。
家を空ける前には「たくさんあげたほうがいいのかな?」と思い、たくさんあげすぎてしまう場合があります。
食べすぎは熱帯魚にとってよくないですね。
そこで便利なのがオートフィーダーです。
一定の時間ごとにエサをあげることができるので、旅行前にあげすぎてしまうこともなくなります。
また、旅行中に「大丈夫かな」と心配しなくてよいので、安心感があります。
これから旅行に行かれる方にはこちらの記事がおすすめです。
まとめ
ここまでをまとめます。
- エサのあげすぎは水が汚れる。
- 汚れが増えるとコケや臭いが増える。
- 小型熱帯魚であれば2日に1回でいい。
- 30~1分であげられる量をあげる。
エサのあげすぎで水槽がどんどん汚れていくという方もたくさんいらっしゃいます。
熱帯魚の様子をよく見ながら、あげすぎないようにしていくことで水槽の環境がよくなります。
「少なめ」を意識しながら、管理をしていくようにしましょう。