この記事はこんな方のための記事です。
- どのメーカーの外部フィルターを買うか迷っている
- コスパのよい外部フィルターを知りたい
- ろ過能力の高い外部フィルターを買いたい
水槽用のフィルターの中で「水をきれいにする力」が最も高いのが外部フィルターです。
しかし、他のフィルターに比べて値段が高く、商品の種類もたくさんあるので、どれを買えばよいか迷ってしまいます。
私は12年以上水槽を管理していますが、外部フィルターのおかげで、毎日きれいな水槽を眺めることができています。
この記事では、どの外部フィルターを買おうか迷っている方のために各メーカーの特徴や、おすすめの外部フィルターについて紹介します。
この記事を読めば、失敗せずに外部フィルターを選ぶことができますよ。
先に結論からお伝えすると・・・
- ろ過能力を重視する方には「寿工芸 パワーボックスV900」がおすすめ。
- 90㎝スリム水槽や、魚の数が多くない方は価格の安いテトラバリューエックスパワーフィルター 75がおすすめ。
90㎝水槽対応の製品を、ろ過能力の高い順に並べています。価格も比較してお選びください。
ろ過能力ランキング | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 |
フィルター名 | 寿工芸 パワーボックスV900 | エーハイム クラシックフィルター2217 | テトラ (Tetra) バリューエックスパワーフィルター VX-90 | テトラ バリューエックスパワーフィルター 75 | GEX AQUA FILTER メガパワー9012 |
メーカー (公式サイト) | 寿工芸 | エーハイム | テトラ | テトラ | GEX |
適合水槽 | 90〜120cm | 90~150㎝ | 90〜120cm | 60~90cm | 90〜120cm |
ろ過の能力 (流量×容量) | 5390p(50Hz) 6300p(60Hz) | 6000p | 4620p(50Hz) 5460p(60Hz) | 3828P(50Hz) 4524P(60Hz) | 3570p(50Hz) 3920p(60Hz) |
水の流量(L/時) | 770L(50Hz) 900L (60Hz) | 1000L/h (Hz表記なし) | 660L(50Hz) 780L (60Hz) | 660L/h(50Hz) 780L/h(60Hz) | 510L/h(50Hz) 560L/h(60Hz) |
ろ材の容量 | 7L | 6L | 7L | 5.8L | 約7L |
特徴 | ・360度バルブタップ ・呼び水不要 ・4段コンテナ | ・ダブルタップ使用 ・2年保証 ・価格高め | ・呼び水不要 ・4段コンテナ ・コスパ良い | ・最安値 ・生体が少ない水槽やスリム水槽にぴったり | ・呼び水不要 ・水中モーター ・4段コンテナ |
値段 (ろ材あり) | 11000円 (ろ材付き) | 24000円 | 13000円 (ろ材付き) | 約9000円 (ろ材付き) | 13000円 (ろ材付き) |
Amazon | Amazonで見る | Amazonで見る(東日本用50Hz)Amazonで見る(西日本用60Hz) | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
楽天 | 楽天で見る | 楽天で見る(東日本用50Hz)楽天で見る(西日本用60Hz) | 楽天で見る | 楽天で見る | 楽天で見る |
ここからは選び方やそれぞれの製品の特徴をお伝えします!
外部フィルターを選ぶポイントは「流量」と「ろ材容量」
外部フィルターを選ぶときに重視するポイントは主に3つです。
- 水の流量
- ろ材の容量
- 価格
「水の流量」と「ろ材容量」が大きいほど、外部フィルターの性能(ろ過能力)が高いということです。
そのろ過能力の高さと、「値段」を見比べて買うかどうかを決めることになります。
水の流量
水の流量は「1時間でどれだけの水がフィルター内を通過するか」です。
水の流量が多いほど、ろ材と水が触れることになり、水をきれいにすることができます。
水の勢いも強いため、水槽内の循環もよくなります。
勢いが弱いと水が行き届かないところが出てしまい、フンやエサの食べ残しなどが溜まりやすくなります。
ろ材の容量
「ろ材の容量」は「フィルター内にどれだけろ材を入れられるか」です。
ろ材が少ないと、いくら水の流量が多くても、ただ水を循環させているだけになってしまいます。
外部フィルターは、他のフィルターに比べてろ材の容量が大きいことが特徴なので、ここは重視しておきたいところです。
価格
基本的には「水の流量」と「ろ材の容量」を重視していくのですが、この2つが優れている商品は、値段も高くなりがちです。
価格が高いものは手が出ない場合もありますよね。
「水の流量」「ろ材の容量」と「値段」のバランスを考えて購入するといいでしょう。
「90~120㎝水槽対応」の外部フィルターがおすすめ
外部フィルターには、適合サイズが表示されています。
例えば「60~90㎝」のように、最大で90㎝水槽まで対応するものと「90~120㎝」のように90㎝以上も対応できるものもあります。
この場合は「90~120㎝」のように、90cm以上対応のものを選ぶことをおすすめします。
私は以前適合サイズぎりぎりの安い物を使っていたのですが、入れたいろ材が増えたので、容量が大きいフィルターに買い直したことがあります。
「初めからから大きめの外部フィルターにすればよかった」と後悔しました。
買い直すことになると2倍近くの支出になってしまいます。
それであれば、始めから大きめのフィルターを買うほうが、結果的にお得になります。
では、選び方がわかったところで、おすすめの外部フィルターを紹介していきます。
【90㎝水槽用】おすすめ外部フィルター5選
90cm対応の外部フィルターを「ろ過能力」の高さを基準に順位をつけてました。
おすすめの外部フィルターを先にお伝えします!
- ろ過能力を重視する方には「寿工芸 パワーボックスV900」がおすすめ。
- 90㎝スリム水槽や、魚の数が多くない方は価格の安いテトラバリューエックスパワーフィルター 75がおすすめ。
ろ過能力ランキング | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 |
フィルター名 | SV900X コトブキ パワーボックス | エーハイム クラシックフィルター2217 | テトラ (Tetra) バリューエックスパワーフィルター VX-90 | テトラ バリューエックスパワーフィルター 75 | GEX AQUA FILTER メガパワー9012 |
メーカー (公式サイト) | 寿工芸 | エーハイム | テトラ | テトラ | GEX |
適合水槽 | 90〜120cm | 90~150㎝ | 90〜120cm | 60~90cm | 90〜120cm |
ろ過の能力 (流量×容量) | 5390p(50Hz) 6300p(60Hz) | 6000p | 4620p(50Hz) 5460p(60Hz) | 3828P(50Hz) 4524P(60Hz) | 3570p(50Hz) 3920p(60Hz) |
水の流量(L/時) | 770L(50Hz) 900L (60Hz) | 1000L/h (Hz表記なし) | 660L(50Hz) 780L (60Hz) | 660L/h(50Hz) 780L/h(60Hz) | 510L/h(50Hz) 560L/h(60Hz) |
ろ材の容量 | 7L | 6L | 7L | 5.8L | 約7L |
特徴 | ・360度バルブタップ ・呼び水不要 ・4段コンテナ | ・ダブルタップ使用 ・2年保証 ・価格高め | ・呼び水不要 ・4段コンテナ ・コスパ良い | ・最安値 ・生体が少ない水槽やスリム水槽にぴったり | ・呼び水不要 ・水中モーター ・4段コンテナ |
値段 (ろ材あり) | 11000円 (ろ材付き) | 24000円 | 13000円 (ろ材付き) | 約9000円 (ろ材付き) | 13000円 (ろ材付き) |
Amazon | Amazonで見る | Amazonで見る(東日本用50Hz)Amazonで見る(西日本用60Hz) | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
楽天 | 楽天で見る | 楽天で見る(東日本用50Hz)楽天で見る(西日本用60Hz) | 楽天で見る | 楽天で見る | 楽天で見る |
第1位 SV900X コトブキ パワーボックス
続いて「寿工芸 パワーボックス SV450X」についてお伝えします。
【寿工芸 パワーボックス SV900Xの特徴】
・ろ過能力が高い
・呼び水が簡単に行える
今回比較した商品の中で最もろ過能力が高い外部フィルターです。
価格も比較的抑えられているので、ろ過能力と価格のバランスがよい商品といえるでしょう。
また、フィルターやホースを掃除した後に行う、呼び水を簡単にできるのもこの製品の特徴です。
呼び水をするときに口で吸うのは嫌ですよね。
メンテナンスの面倒さを軽減することは重要なポイントになってきますので、呼び水にストレスを感じる方にもおすすめです。
SV900X コトブキ パワーボックスの口コミ
- 安くてパワーが流量もすごい!
- 4段コンテナをきっちり入れないと閉まらない・・・
- 思っていたよりも静か!
安い割にパワーがあることに満足しているユーザーが多かったです。
やはり外部フィルターはろ過能力の高さが売りなので満足できますよね。
このフィルターはコンテナが4段に分かれているのですが、こちらをしっかりと入れないとフタが閉まらないという意見もありました。
どのフィルターでも適当に入れていると入らない物なので、こちらの商品だけではなさそうです。
また、静音性の高さに満足している口コミも多く見られました。
ろ過能力の高さを重視する方にはおすすめ!
ろ過能力・価格ともにバランスがいいので、迷っているのであれば、こちらを選んでおいて間違いないでしょう。
第2位 エーハイム クラシックフィルター2217
【エーハイム クラシックフィルター2217の特徴】
・ダブルタップでメンテナンスが簡単
・水の流量が最大級
・価格は高め
外部フィルターの元祖「エーハイム」のクラシックシリーズ2217です。
私もエーハイムクラシックを10年以上使用していますが、今まで一度も故障をしていません。
ユーザーからの信頼もあり、愛用している方も多いシリーズです。
ただ、最近は価格が高めなので「価格よりも信頼を重視」という方にはおすすめです。
ダブルタップによりメンテナンスが簡単に
エーハイム製の外部フィルターには「ダブルタップ」が付いています。
ダブルタップは、外部フィルターとホースの水を簡単に遮断できるエーハイムの商品です。
ダブルタップがあることにより、外部フィルター内の掃除がより簡単になります。また、掃除の際に水がこぼれたりすることもありません。
ダブルタップだけを購入して他メーカーのフィルターにつけている方もいるくらい、必需品となっています。
エーハイムクラシック2217の口コミ
- 安定のエーハイム!リピートしました!
- 思っていたよりもでかい・・・
- 構造がシンプルで掃除がしやすい
「さすがエーハイム!」という口コミがあるくらい、信頼度は高いです。
さらにコンテナが1つでシンプルな構造になっているため、メンテナンスがしやすいです。
一方、1つなのでろ材を別に分けて洗うことができないのがデメリットともいえます。
ろ材をいくつかのネットなどに入れると、掃除がしやすくなります。
「思っていたよりもでかい・・・」という口コミもありましたが、どの外部フィルターも90㎝水槽用だとかなりの大きさになるので、置く場所はしっかりと考えておく必要があります。
信頼感を重視する方にはおすすめ!
エーハイム製品はやや価格が高く感じますが、ユーザーからの信頼は厚いです。
水漏れや故障などがあると、さらに時間とお金を使うことになってしまうので、始めから故障しづらいものを購入するというのも1つの手といえます。
第3位 テトラ バリューエックスパワーフィルター VX-90
【テトラ バリューエックスパワーフィルター VX-90の特徴】
・ろ材容量が7Lと最大
・ホースと本体取り外し簡単
「テトラ (Tetra) バリューエックスパワーフィルター VX-90」の特徴は7Lというろ材容量の多さです。
4段のコンテナに分かれているため、化学ろ材や生物ろ材など自分なりにろ材を組み合わせやすい作りとなっています。
ホースと本体の取り外しが簡単
ホース部分と本体部分をワンタッチで取り外しが簡単にできるので、メンテナンスが簡単です。
仕事から帰ってきた平日でもメンテナンスできますね!
テトラ バリューエックスパワーフィルター VX-90の口コミ
- ホースごと取り外せるので、メンテナンスが簡単
- 音はそれほど気にならない
- ビニールパイプがやや硬い
メンテナンスのよさに満足しているユーザーが多いです。
また、「音が思ったよりも静か」という口コミも多い一方、少数ですが「エーハイムのほうが静か」だという意見もありました。
ビニールパイプが固いため、イメージ通りに設置するのが難しかったという意見もありました。
設置する場所によっては別メーカーの柔らかいビニールパイプを購入するほうがよいかもしれません。
ろ材にこだわりたい方にはおすすめ!
ろ材容量が多いため、物理・生物・化学ろ材などをバランスよく取り入れることができます。
水道水の硬度が高く、水草育成のために水質を調整したい方にはろ材容量はけっこう重要です。
ろ材の組み合わせ方にこだわりのある方にはおすすめのフィルターです。
第4位 テトラ バリューエックスパワーフィルター 75
【テトラ バリューエックスパワーフィルター 75の特徴】
・60㎝~90㎝用
・生体が少ない水槽や90㎝スリム水槽にピッタリ
・価格最安値
安い割にろ過能力が高い
今回紹介する中では最も価格が安いフィルターです。
通常、60~90㎝用のフィルターはろ過能力がやや落ちますが、こちらのフィルターは90~120㎝用と比較してもほぼ変わりません。
ネオンテトラなど小型熱帯魚を飼っている方や、90㎝スリム水槽をお持ちの方にはおすすめのフィルターです。
【charm youtubeチャンネルから引用】
テトラ バリューエックスパワーフィルター 75の口コミ
- 開け方、閉め方、ろ材交換、すべて簡単!
- 初めての外部フィルターだったけれど使いやすかった!
- 少し音が気になる
「初心者でも使いやすい」という意見が多かったです。
シンプルな作りで、メンテナンスもしやすいのがこの製品のよいところでしょう。
音については、パワーフィルター90と同様に「静か」という方が7割くらい。「ちょっと気になるかな」という方が3割くらいの印象です。
どの外部フィルターでも「音が気になる」という方は一定数いらっしゃいますので、そこまで気になるほどではないでしょう。
価格重視の方にはおすすめ!
60~90㎝水槽用ですが、ろ過能力は負けていません。
スリム水槽には間違いなくこちらがおすすめです。
小型熱帯魚のみの水槽であれば、こちらでも十分です。
第5位 GEX AQUA FILTER メガパワー9012
【の特徴】
・水中モーターのため静音性が高い
・横置きできる
水中モーターで静音性が高い
「メガパワー6090」は水中モーターを採用しています。これは今
回紹介した商品の中では「メガパワー90」だけです。
モーターが水中にあることで音が水で遮られ、モーター音が響かないのがメリットです。
GEX メガパワー90の口コミ
- 「横置きできるのがよい」
- 「水中モーターが目立ってしまう」
GEXメガパワーは水槽の横に置くことができるのが重宝されているようです。
通常外部フィルターは水槽よりも低いところに設置しなくてなりません。(高低差を利用して水をフィルターに流し入れるため。)
水槽の横における外部フィルターは貴重です!
「水中モーターが水槽の中で目立ってしまう」という口コミもありました。こちらは、水草をモーターの前に植えるなどして、うまく隠していくとよいでしょう。
「横置き」しかできない方にはおすすめ!
外部フィルターを水槽の横にしか置けない場合は「GEXメガパワー90」以外の選択肢はありません。
水槽台を買う前に、どうしても外部フィルターを使用したいという場
90㎝スリム水槽は60~90㎝水槽用がおすすめ
ここまでは、主に90㎝規格水槽におすすめの外部フィルターを紹介してきました。
90㎝スリム水槽をお持ちの方や、もう少し価格を抑えたい方には60㎝~90㎝水槽用の外部フィルターを使用することをおすすすめします。
こちらの記事では60㎝水槽用として、60~90㎝水槽用外部フィルターを比較していますのでご覧ください。
まとめ:外部フィルターで「きれいな水槽」へ
外部フィルターはフィルターの中で最も水をきれいにすることができるフィルターです。
今回はその中でもろ過能力の高い順におすすめをしてきました。
- ろ過能力を重視する方には「SV900X コトブキ パワーボックス」がおすすめ。
- 90㎝スリム水槽や、魚の数が多くない方は価格の安いテトラバリューエックスパワーフィルター 75がおすすめ。
ろ過能力ランキング | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 |
フィルター名 | SV900X コトブキ パワーボックス | エーハイム クラシックフィルター2217 | テトラ (Tetra) バリューエックスパワーフィルター VX-90 | テトラ バリューエックスパワーフィルター 75 | GEX AQUA FILTER メガパワー9012 |
メーカー (公式サイト) | 寿工芸 | エーハイム | テトラ | テトラ | GEX |
適合水槽 | 90〜120cm | 90~150㎝ | 90〜120cm | 60~90cm | 90〜120cm |
ろ過の能力 (流量×容量) | 5390p(50Hz) 6300p(60Hz) | 6000p | 4620p(50Hz) 5460p(60Hz) | 3828P(50Hz) 4524P(60Hz) | 3570p(50Hz) 3920p(60Hz) |
水の流量(L/時) | 770L(50Hz) 900L (60Hz) | 1000L/h (Hz表記なし) | 660L(50Hz) 780L (60Hz) | 660L/h(50Hz) 780L/h(60Hz) | 510L/h(50Hz) 560L/h(60Hz) |
ろ材の容量 | 7L | 6L | 7L | 5.8L | 約7L |
特徴 | ・360度バルブタップ ・呼び水不要 ・4段コンテナ | ・ダブルタップ使用 ・2年保証 ・価格高め | ・呼び水不要 ・4段コンテナ ・コスパ良い | ・最安値 ・生体が少ない水槽やスリム水槽にぴったり | ・呼び水不要 ・水中モーター ・4段コンテナ |
値段 (ろ材あり) | 11000円 (ろ材付き) | 24000円 | 13000円 (ろ材付き) | 約9000円 (ろ材付き) | 13000円 (ろ材付き) |
Amazon | Amazonで見る | Amazonで見る(東日本用50Hz)Amazonで見る(西日本用60Hz) | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
楽天 | 楽天で見る | 楽天で見る(東日本用50Hz)楽天で見る(西日本用60Hz) | 楽天で見る | 楽天で見る | 楽天で見る |
予算が許すのであれば、こちらの外部フィルターがもっともおすすめですので、ご検討ください。
外部フィルターを使用すれば、いつでもきれいな水の水槽を眺めることができますよ。
それではまた、お会いしましょう。