この記事はこんな方のための記事です。
- どのメーカーの外部フィルターを買うか迷っている
- コスパのよい外部フィルターを知りたい
- ろ過能力の高い外部フィルターを買いたい
水槽用のフィルターの中で、水をきれいにする力」が最も高いのが外部フィルターです。
しかし、他のフィルターに比べて値段が高く、商品の種類もたくさんあるので、どれを買えばよいか迷ってしまいます。
私は13年以上水槽を管理していますが、外部フィルターのおかげで、毎日きれいな水槽を眺めることができています。
この記事では、初めて外部フィルターを購入する方のために、各メーカーの特徴や、おすすめの外部フィルターについて紹介します。
この記事を読めば、失敗せずに外部フィルターを選ぶことができますよ。
先に結論からお伝えすると・・・
- ろ過能力が高く、価格も他製品とほぼ変わらない「テトラ バリューエックスパワーフィルター 75」がおすすめです。
ランキング | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 |
フィルター名 | テトラ バリューエックスパワーフィルター 75 | OASE バイオマスター350 | エーハイム クラシック2215 | GEX パワー 6090 | 寿工芸 パワーボックス SV450X |
適合水槽 | 60~90cm | 65㎝ | 60~90cm | 60~90cm | 60~75cm |
ろ過の能力 (流量×容量) | 3828P 4524P | 2647P 3263P | 2000P 2480P | 1800P 2100P | 1400P 1680P |
水の流量 | 660L/h(50Hz) 780L/h(60Hz) | 434L/h(50Hz) 535L/h(60Hz) | 500L/h(50Hz) 620L/h(60Hz) | 360L/h(50Hz) 420L/h(60Hz) | 400L/h(50Hz) 480L/h(60Hz) |
ろ材の容量 | 5.8L | 5.6L+ プレフィルター0.5L | 4L | 5L | 3.5L |
メンテナンス性 | ろ材コンテナが分かれていて洗いやすい | プレフィルターにより通気性を確保 | ダブルタップによりホースが外しやすい | モーター部分が別のため掃除しやすい | ボタンで簡単 呼び水ができる |
値段 (ろ材あり) | 約9000円 | 約29000円 | 約24000円 | 約12000円 | 約10000円 |
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私が今から買うならこれを買います。
ここからは選び方やそれぞれの製品の特徴をお伝えします!
外部フィルターを選ぶポイントは「流量」と「ろ材容量」
外部フィルターを選ぶときに重視するポイントは主に3つです。
- 水の流量
- ろ材の容量
- 価格
「水の流量」と「ろ材容量」が大きいほど、外部フィルターの性能(ろ過能力)が高いということです。
そのろ過能力の高さと、「値段」を見比べて買うかどうかを決めることになります。
水の流量
水の流量は「1時間でどれだけの水がフィルター内を通過するか」です。
水の流量が多いほど、ろ材と水が触れることになり、水をきれいにすることができます。
水の勢いも強いため、水槽内の循環もよくなります。
勢いが弱いと水が行き届かないところが出てしまい、フンやエサの食べ残しなどが溜まりやすくなります。
ろ材の容量
「ろ材の容量」は「フィルター内にどれだけろ材を入れられるか」です。
ろ材が少ないと、いくら水の流量が多くても、ただ水を循環させているだけになってしまいます。
外部フィルターは、他のフィルターに比べてろ材の容量が多いことが特徴なので、ここは重視しておきたいところです。
価格
基本的には「水の流量」と「ろ材の容量」を重視していくのですが、この2つが優れている商品は、値段も高くなりがちです。
価格が高いものは手が出ない場合もありますよね。
「水の流量」「ろ材の容量」と「値段」のバランスを考えて購入するといいでしょう。
「60㎝~90㎝水槽対応」の外部フィルターを選ぶ
外部フィルターには、適合サイズが表示されています。
例えば「45~60㎝」のように、最大で60㎝水槽まで対応するものと「60~90㎝」のように60㎝以上も対応できるものもあります。
この場合は「60~90㎝」のように、60cm以上対応のものを選ぶことをおすすめします。
私は以前「45~60㎝用」の物を使っていたのですが、入れたいろ材が増えたので「60~90㎝用」に買い直したことがあります。
「初めからから大きめの外部フィルターにすればよかった」と後悔しました。
買い直すことになると2倍近くの支出になってしまいます。
それであれば、始めから大きめのフィルターを買うほうが、結果的にお得になります。
では、選び方がわかったところで、おすすめの外部フィルターを紹介していきます。
【60㎝水槽用】おすすめ外部フィルター5選
主要メーカーの60cm用外部フィルターを「ろ過能力」が高い順に並べています。
おすすめの外部フィルターを先にお伝えします!
- ろ過能力が高く、価格も他製品とほぼ変わらない「バリューエックスパワーフィルター VX-75」がおすすめです。
ランキング | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 |
フィルター名 | バリューエックスパワーフィルター VX-75 | OASE バイオマスター350 | エーハイム クラシック2215 | GEX パワー 6090 | 寿工芸 パワーボックス SV450X |
適合水槽 | 60~90cm | 65㎝ | 60~90cm | 60~90cm | 60~75cm |
ろ過の能力 (流量×容量) | 3828P 4524P | 2647P 3263P | 2000P 2480P | 1800P 2100P | 1400P 1680P |
水の流量 | 660L/h(50Hz) 780L/h(60Hz) | 434L/h(50Hz) 535L/h(60Hz) | 500L/h(50Hz) 620L/h(60Hz) | 360L/h(50Hz) 420L/h(60Hz) | 400L/h(50Hz) 480L/h(60Hz) |
ろ材の容量 | 5.8L | 5.6L+ プレフィルター0.5L | 4L | 5L | 3.5L |
メンテナンス性 | ろ材コンテナが分かれていて洗いやすい | プレフィルターにより通気性を確保 | ダブルタップによりホースが外しやすい | モーター部分が別のため掃除しやすい | ボタンで簡単 呼び水ができる |
値段 (ろ材あり) | 約9000円 | 約29000円 | 約24000円 | 約12000円 | 約10000円 |
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それぞれのフィルターには特徴があるのでくわしく解説します!
第1位 テトラ バリューエックスパワーフィルター 75
「テトラ バリューエックスパワー75」についてお伝えします。
【テトラ バリューエックスパワーフィルター 75の特徴】
・ろ過能力が最大級
・ろ材コンテナが分かれていて洗い
やすい
・価格も他製品とほぼ変わらない
圧倒的なろ過能力
今回比較した製品の中で、水の流量とろ材の容量が圧倒的に多いです。
水の流量とろ材容量が多い=「ろ過能力が高い」と同じなので、外部フィルターとしての実力はNO1といえます。
ろ材コンテナはボックス型になっていて、取り出しやすく洗いやすいです。
【charm youtubeチャンネルから引用】
今回紹介しているセットは「リングろ材」という高性能のろ材がセットになっており、さらにろ過を強化してくれます。
テトラ バリューエックスパワーフィルター 75の口コミ
- 「初心者でもセットしやすく使いやすいです」
- 「水が透明になりました!」
- 「やや音が気になるかも・・・」
何名か「ブーン」という作動音が気になるという方がいらっしゃいました。
しかし、音については「音はほとんど気にならない」という口コミのほうが多かったです。
音が気になるという方は少数でした。
ベットのすぐ近くにフィルターを置いていることがない限り、気になることはないでしょう。
ろ過能力NO1!迷ったらコレでよし
ろ過能力の高さや価格を総合的に考えて、初めて外部フィルターを購入する方にもおすすめできる商品です。
正直「どれを買えばよいか、よくわからない」と迷っているのであれば、こちらで全く問題ありません。
ろ過能力の高さはアクアリウムにとって正義です!
第2位 OASE バイオマスター350
【OASE バイオマスター350の特徴】
・ろ過能力が高く、静音性も高い
・プレフィルターがあり、メンテナンスが簡単
OASE(オアゼ)はドイツに本社があるメーカーで、最近では日本国内でも人気が高まっているメーカーです。
高いろ過能力を誇り、静音性にも優れています。
メンテナンスの手間がかからない
「プレフィルター」を採用しており、フンなどがそこに汚れが溜まるようになっています。
これにより、メインのろ材に汚れが付くことが少なくなります。そのため、フタを開けてメンテナンスをする頻度も減ります。
プレフィルターだけの掃除はすぐに終わりますので、重い腰を上げる必要もなさそうです。
仕事から帰ってきた平日でもメンテナンスできますね!
OASE バイオマスター350の口コミ
- 「頑丈な作りで音も静か!」
- 「シンプルな見た目がカッコいい」
- 「呼び水が楽にできる!」
- 「この価格がきつい」
シンプルで頑丈な作りや、音の静かさについて口コミが多く見られました。
また、見た目のおしゃれさも人気の一因となっています。
価格はやや高めに設定されています。しかし、これだけの性能とデザイン性を考えると、満足感は高そうです。
デザイン重視・新製品好きにはおすすめ!
最近人気の出ているメーカーのため、今回紹介した中では新しい商品です。
水槽台に入れず、人目に付くところに置く場合には、こちらのシンプルなデザインが重宝するでしょう。
家に来た人が見えるところにあっても、カッコいいフィルターですね!
第3位 エーハイムクラシック2215 ろ材付きセット
外部フィルターの元祖を生み出したエーハイム社の「クラシック2215」についてお伝えします。
【エーハイムクラシック 2215の特徴】
・ダブルタップによりメンテナンスが簡単に
・交換パーツが手に入りやすい。
エーハイム2215は、ドイツの水槽用品メーカーであるエーハイム社が製造する外部フィルターの1つです。
エーハイム社の外部フィルターの歴史が長いことからも、メーカーとしての安心感があります。
ダブルタップによりメンテナンスが簡単に
エーハイム製の外部フィルターには「ダブルタップ」が付いています。
ダブルタップは、外部フィルターとホースの水を簡単に遮断できるエーハイムの商品です。
ダブルタップがあることにより、外部フィルター内の掃除がより簡単になります。また、掃除の際に水がこぼれたりすることもありません。
ダブルタップだけを購入して他メーカーのフィルターにつけている方もいるくらい、必需品となっています。
エーハイムクラシック2215の口コミ
- 「交換部品が売っているので安心」
- 「頑丈で、モーター音が静か」
- 「ろ材コンテナが付いていないので掃除が面倒」
熱帯魚ショップや、Amazonや楽天での取り扱いも多く、交換用のパーツも手に入りやすくなっています。
パーツが壊れてしまったときに、すぐに部品が手に入るのが安心です。
ろ材を入れるコンテナが1つのため、ろ材を洗いたい時に、すべてを出さないといけません。
フィルター掃除をするときに、やや不便さを感じるかもしれません。その場合はろ材をいくつかのネットなどに入れると、掃除がしやすくなります。
ユーザーが多く信頼できる外部フィルター
エーハイムクラシックシリーズを始め、エーハイムの外部フィルターは根強い人気があります。
口コミにも「さすがエーハイム」といったコメントも多くありました。それだけ実績があるメーカーといえます。
たくさんのユーザーに信頼されていること外部フィルターといえるでしょう。
第4位 GEX メガパワー6090
続いて GEXメガパワー6090についてお伝えします。
【GEX メガパワー6090の特徴】
・水中モーターのため静音性が高い
・横置きできる
水中モーターで静音性が高い
「メガパワー6090」は水中モーターを採用しています。これは今
回紹介した商品の中では「メガパワー6090」だけです。
モーターが水中にあることで音が水で遮られ、モーター音が響かないのがメリットです。
GEX メガパワー6090の口コミ
- 「横置きできるのがよい」
- 「水中モーターが目立ってしまう」
GEXメガパワーは水槽の横に置くことができるのが重宝されているようです。
通常外部フィルターは水槽よりも低いところに設置しなくてなりません。(高低差を利用して水をフィルターに流し入れるため。)
水槽の横における外部フィルターは貴重です!
「水中モーターが水槽の中で目立ってしまう」という口コミもありました。こちらは、水草をモーターの前に植えるなどして、うまく隠していくとよいでしょう。
「横置き」しかできない方にはおすすめ!
外部フィルターを水槽の横にしか置けない場合は「GEXメガパワー6090」以外の選択肢はありません。
価格重視という方にはおすすめです!
第5位 寿工芸 パワーボックス SV450X
続いて「寿工芸 パワーボックス SV450X」についてお伝えします。
【寿工芸 パワーボックス SV450Xの特徴】
・価格がもっとも安い
・呼び水が簡単に行える
低価格な60cm水槽用外部フィルター
今回紹介した製品の中で最も価格が安い外部フィルターです。
もっとも高いOASEと比べると、約3分の1の値段です。
- OASE:約29000円
- 寿工芸:約10000円
フィルターやホースを掃除した後に行う、呼び水を簡単に行えるのもこの製品の特徴です。
呼び水をするときに口で吸うのは嫌ですよね。
メンテナンスの面倒さを軽減することは重要なポイントになってきますので、呼び水にストレスを感じる方にはおすすめです。
寿工芸 パワーボックス SV450Xの口コミ
- 「パワーもあり価格も手頃」
- 「ろ材を入れるところが小さい」
価格とともに、満足しているユーザーが多いです。
今回紹介している外部フィルターの中では、最もろ材の容量が小さいです。そのため、本格的な水槽を目指している方にはやや物足りない印象があります。
水草が多く、魚が少ない水槽にはぴったりの商品です。
価格重視の方にはおすすめ!
ろ過能力は高くありませんが、価格を重視したいという方には不満のない外部フィルターです。
水槽は初期投資にお金がかかりますので、どうしても費用を安く抑えたいという方にはおすすめです。
60㎝スリム水槽用:エーハイムクラシック 2213
最後に「エーハイム2213」についてお伝えします。
こちらも45~75㎝水槽まで対応しているので、おまけとして紹介します。
ろ過能力では同じエーハイムの2215をおすすめしますが、スリムタイプなどではこちらがちょうどいいサイズです。
【エーハイムクラシック 2213の特徴】
・60㎝スリムにはちょうどいい。
・2215よりもワンサイズ小さく、
収納しやすい。
60㎝スリム水槽にはちょうどいいフィルター
エーハイムの2215が60cm~90cmの水槽用であるのに対し、2213は45cm~75cm水槽対応です。
比較的コンパクトなサイズでありながら、440リットル/hという十分な流量を確保しています。
ろ材の容量は約3Lあり、十分な能力を発揮します。
60cmスリムを使用している方にはこちらの「クラシック2213」をおすすめします。
通常の60㎝規格水槽には物足りない
通常の60㎝水槽の水の量で考えると、やや流量とろ材の量は物足りないように感じます。
そのため、60㎝規格水槽では、第1位~5位の中からお選びいただくのがよいです。
まとめ:外部フィルターで「きれいな水槽」へ
外部フィルターはフィルターの中で最も水をきれいにすることができるフィルターです。
今回はその中でもろ過能力の高い順におすすめをしてきました。
予算が許すのであれば、こちらの外部フィルターがもっともおすすめですので、ご検討ください。
外部フィルターを使用すれば、いつでもきれいな水の水槽を眺めることができますよ。
それではまた、お会いしましょう。
もう一度特徴を見る場合は、製品名をクリックしてください。
ランキング | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 |
フィルター名 | テトラ バリューエックスパワーフィルター 75 | OASE バイオマスター350 | エーハイム クラシック2215 | GEX パワー 6090 | 寿工芸 パワーボックス SV450X |
適合水槽 | 60~90cm | 65㎝ | 60~90cm | 60~90cm | 60~75cm |
ろ過の能力 (流量×容量) | 3828P 4524P | 2647P 3263P | 2000P 2480P | 1800P 2100P | 1400P 1680P |
水の流量 | 660L/h(50Hz) 780L/h(60Hz) | 434L/h(50Hz) 535L/h(60Hz) | 500L/h(50Hz) 620L/h(60Hz) | 360L/h(50Hz) 420L/h(60Hz) | 400L/h(50Hz) 480L/h(60Hz) |
ろ材の容量 | 5.8L | 5.6L+ プレフィルター0.5L | 4L | 5L | 3.5L |
メンテナンス性 | ろ材コンテナが分かれていて洗いやすい | プレフィルターにより通気性を確保 | ダブルタップによりホースが外しやすい | モーター部分が別のため掃除しやすい | ボタンで簡単 呼び水ができる |
値段 (ろ材あり) | 約9000円 | 約29000円 | 約24000円 | 約12000円 | 約10000円 |
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